こんにちは! 株式会社翔工務店です!
神奈川県横浜市青葉区の屋根、外壁塗装、外装リフォーム専門店の株式会社翔工務店(カケルコウムテン)代表取締役の山中です!
今回は「塗装NGの屋根材」についてご説明させて頂きます!
屋根塗装NG!! 無駄な工事とならないように!!
結論から申し上げますと塗装NGの屋根材に関しましては「屋根カバー工法」か「屋根葺き替え」工事がオススメです!
費用やメニューにつきましては下記ページにてご紹介させて頂いております
目次
- 1 塗装NGの屋根材
- 1.1 1.塗装ができない屋根材:ニチハ/パミール
- 1.2 2.塗装ができない屋根材:クボタ株式会社(現ケイミュー株式会社)/コロニアルNEO
- 1.3 3.塗装ができない屋根材:松下電工(現:ケイミュー)/レサス
- 1.4 4.塗装をオススメしない屋根材:久保田松下電工(現:ケイミュー)/グリシェイドNEO
- 1.5 5.塗装がオススメできない屋根材:久保田松下電工/エコシンプル
- 1.6 6.塗装をオススメしない屋根材:セキスイルーフテック(現:積水屋根システム株式会社)/セキスイ瓦U
- 1.7 7.塗装をオススメしない屋根材:クボタ株式会社/ザルフグラッサ
- 1.8 8.塗装をオススメできない屋根材:クボタ/アーバニー
- 1.9 9.塗装をオススメできない屋根材:大建工業/ナチュール
- 1.10 10.塗装をオススメできない屋根材:クボタ株式会社/セイバリーNEO
- 2 塗装不可の屋根材は差し替えはできるの??
- 3 屋根カバー工法とは?
- 4 外装リフォームは翔工務店にお任せください!
塗装NGの屋根材
この後にご紹介していく「塗装NGの屋根材」なのですが、現地調査にお伺いする際によく塗装されてしまっている状態をお見受けします。
屋根材メーカーが公表しておりますが塗装NGの屋根材に関わらず、本来コロニアル(スレート、カラーベスト)の塗装は美観の向上のみです。屋根塗装で耐久性が上がったり、寿命が伸びることはありません。
屋根について知識が少ない塗装屋さんなどが塗装をご提案してしまうそうです、、、
屋根の塗装も安くはありません。必要のない塗装工事でお金の無駄になってしまわないように業者選びにも注意が必要です。
誤って塗装を選択しないように、ご自宅の屋根材の種類をお客様自身で把握しておくと今後のリフォームの際に役立つと思います。
1.塗装ができない屋根材:ニチハ/パミール
パミールは製品としての問題があり、今は製造中止になっている、塗装ができない屋根材です。
様々な不具合のせいで”塗装をしても無意味”なため、塗装ができない屋根と呼ばれている屋根材です。
「パミール」は国内最大手の外装建材メーカーのニチハが1996年~2008年に製造していた、屋根材の商品名の一つです。
パミールが製造された当時は屋根材へのアスベスト(石綿)の使用が禁止された時期でした。
そのため、パミールもノンアスベスト切り替え直後の製品の一つです。
パミールに塗装した場合の不具合
ミルフィーユのように塗装が層状にパリパリと剥れています。
表面に塗装をしても、屋根本体ごと剥れてしまうので、塗装しても意味がありません。
塗装工事はNG! パミールの適切なメンテナンス方法
パミールは、層状に割れて剥れてしまう為、塗装によるメンテナンスができません。
差し替えも、中で屋根材が割れてしまうなどがの現象がおこるため出来ません。
そのため、屋根のメンテナンスとして出来るのは「屋根カバー工法」もしくは「屋根葺き替え」です。
下地が丈夫なうちにカバー工法する事をオススメいたします!
葺き替えもできますが、葺き替えは大量に廃棄物がでるので処分費がかかります。
そして、パミールの葺き替えは作業中に出るゴミが飛び散ってしまう可能性があるため、下地が丈夫な場合はカバー工法がオススメです。
パミールからの屋根カバー工法工事については、下記で詳しく紹介しています! こちらもぜひご覧ください!
・横浜市青葉区|外壁塗装とパミールの屋根カバー工法を行いました!
・川崎市中原区|M様邸|パミールからスーパーガルテクトに屋根カバー工事を行いました!
・東京都|足立区|S社様依頼:パミール~スーパーガルテクトにカバー工事を行いました!
・東京都町田市|ニチハ/パミールからディプロマットスターにカバー工法工事を行いました!
2.塗装ができない屋根材:クボタ株式会社(現ケイミュー株式会社)/コロニアルNEO
コロニアルNEOは、クボタ株式会社(現ケイミュー株式会社)が開発したアスベストが入っていないスレート屋根の種類です。
コロニアルNEOは無数のひび割れや大きな欠けが目立つなどの不具合により、現在では製造が中止されています。
10年ほどで劣化症状が見られるため、コロニアルNEOは「塗装できない屋根」の一つになっています。
塗装工事をしたらこうなった! コロニアルNEOの症状
■コロニアルNEO塗装後の症状1:方向性のない無数のひび割れ
写真のヒビは、コロニアルNEO塗装後、1年以内にでたものです。
方向性のない無数のひび割れがあるのが塗装工事後のコロニアルNEOの症状の一つです。
耐久性が弱いコロニアルNEOはすぐにひびが入ってしまうため、屋根に登った時にも人の重さで割れてしまう場合があります。
■コロニアルNEO塗装後の症状2:大きな欠けがある(砕けている)
無数の大きな欠けがあるのも、塗装工事後のコロニアルNEOの症状の一つです。
コロニアルNEOが割れて落下してきてしまう例も少なくありません。
■コロニアルNEO塗装後の症状3:変色
コロニアルNEOの症状として、変色が起こるケースがあります。コロニアルNEOが変色することで棟板金の外れや飛散といったリスクにつながり、場合によってはご近所様への迷惑にもなってしまうこともあります。
コロニアルNEOからの屋根カバー工法工事については、下記で詳しく紹介しています! こちらもぜひご覧ください!
・横浜市青葉区|屋根工事・屋根リフォーム|コロニアルNEO~スーパーガルテクトにカバー工事を行いました!
・川崎市麻生区|屋根カバー|コロニアルNEO~スーパーガルテクトにカバー工事を行いました!
・横浜市青葉区|コロニアルNEOからスーパーガルテクトに屋根カバー工法を行いました!
・神奈川県|横浜市中区|S社様依頼:コロニアルNEO~スーパーガルテクトにカバー工法しました!
3.塗装ができない屋根材:松下電工(現:ケイミュー)/レサス
塗装後、3か月のレサスの割れ・破損
下記写真は塗装後3か月で屋根材が落下してきたとお問い合わせ頂きました屋根の状態となります。
屋根塗装の際に歩くだけで割れてしまう屋根材です。
塗装したばかりでしたが、今後の安全を考えて葺き替え工事でご対応致しました。
コロニアルNEO以上に割れやすい印象があります。
点検などで歩くだけで割れてしまう為、注意が必要です‼︎
レサスからの屋根カバー工法工事については、下記で詳しく紹介しています! こちらもぜひご覧ください!
・【川崎市麻生区】|屋根修理|ソーラーパネル脱着と屋根カバー工法を行いました! (レサス→スーパーガルテクト)
4.塗装をオススメしない屋根材:久保田松下電工(現:ケイミュー)/グリシェイドNEO
あまり知られていませんが、塗装後間もない状態でヒビや割れが報告されております。
写真は屋根塗装後3年の状態です。
物凄い数のヒビが入っておりました。
屋根塗装はカバー工事と比べるとコストも安く提案してくる工事業者様も多いと思います。
ですが、工事が無駄になってしまうことはお客様に申し訳ないので弊社では基本的に屋根塗装はオススメしておりません。
また、グリシェイドNEOと見た目が同じ「グリシェイドグラッサ」という屋根材があります。
グリシェイドグラッサは一部のハウスメーカーで使用されていた屋根材でして、30年間塗装不要とも言われている屋根材です!
ただ、こちらも稀にかなり割れていることがある為、定期的なメンテナンスは必要となります。
割れが酷い場合はカバー工法や葺き替えを検討した方がいいかもしれません。
築20年のグリシェイドグラッサの写真
グリシェイドNEOからの屋根カバー工法工事については、下記で詳しく紹介しています! こちらもぜひご覧ください!
・東京都練馬区|グリシェイドNEOからスーパーガルテクトにカバー工法を行いました!
・【港北区】|屋根工事・外壁塗装・サイデイング張り替え|外装リフォームを行いました! (グリシェイドNEO→スーパーガルテクト)
・横浜市青葉区|屋根修理|スーパーガルテクトで屋根カバー工法を行いました! (グリシェイドNEO→スーパーガルテクト)
・横浜市旭区|屋根工事|屋根カバー工法・目地シーリング工事を行いました! (グリシェイドNEO→スーパーガルテクト)
5.塗装がオススメできない屋根材:久保田松下電工/エコシンプル
こちらもよく塗装されておりますが、ヒビが入りやすく割れやすいです。
塗装後2年後に割れてしまった例になります。
上記屋根材は塗装不可の屋根材として情報でてきませんが、弊社では塗装を禁止しております。
コロニアルNEO、パミール、レサス、グリシェイドNEO、エコシンプルは全てアスベストが含まれていません。
元々コロニアル、スレート、カラーベストにはアスベストが含まれておりました。
アスベストの使用が禁止となった当初のノンアスベスト屋根材は不具合が多いです。。。
エコシンプルからの屋根カバー工法工事については、下記で詳しく紹介しています! こちらもぜひご覧ください!
・横浜市青葉区|エコシンプルからスーパーガルテクトによる屋根カバー工法を行いました!
・東京都町田市|屋根工事|ディプロマットスターを使用した屋根リフォームを行いました! (エコシンプル→ディプロマットスター)
6.塗装をオススメしない屋根材:セキスイルーフテック(現:積水屋根システム株式会社)/セキスイ瓦U
2007年に廃版となった屋根材となります。約40年販売が続いた屋根材となりまして、現在でも多く見かけます。
瓦Uには、アスベストが含まれる瓦Uとアスベストが含まれていない物があります。
アスベストが含まれていない瓦Uは割れかたが酷く弊社では塗装NGとしております。
廃版品の為、差し替えも不可となります。
※こちらセキスイ瓦U(アスベスト無し)の写真です。
瓦Uからの屋根カバー工法工事については、下記で詳しく紹介しています! こちらもぜひご覧ください!
・屋根葺き替え|旭区|瓦U~立平ロックに屋根葺き替えを行いました!
・川崎市宮前区|屋根リフォーム|屋根葺き替え工事によるリフォームを行いました!(瓦U~アルマ)
・横浜市都筑区|スタンビー333による屋根葺き替え工事(屋根リフォーム)を行いました! (瓦U→スタンビー333)
7.塗装をオススメしない屋根材:クボタ株式会社/ザルフグラッサ
見た目はコロニアルNEOに似ていますが、ザルフグラッサの方がカクカクしています。(説明下手ですみません。)
こちらもコロニアルNEO同様にとても割れやすく、塗装してもすぐに割れてしまう為長い目で見るとカバー工法が無難です。
ザルフグラッサからの屋根カバー工法工事については、下記で詳しく紹介しています! こちらもぜひご覧ください!
・川崎市多摩区|ザルフグラッサからヒランビー220に屋根カバー工法を行いました!
8.塗装をオススメできない屋根材:クボタ/アーバニー
見た目が特徴的なアーバニーは優れた意匠性があり、今でもよく見かける屋根材です!
屋根材は他の屋根材と比べると厚いですが、こちらも落下や破損の多い屋根材となります。
アーバニーには使用禁止となった「アスベスト」が含まれているタイプと含まれていないタイプがあります。
アスベストが含まれていないタイプのアーバニーが特に脆く、割れ・落下が多いです。点検中にスケートボードのように抜けることがありますので注意しています。
アーバニーには3種類ありまして、下記の通りとなります。
アーバニーの種類
・アーバニー
アスベスト含有量:10~15%
製造年:昭和57年~平成6年
・ニューアーバニー
アスベスト含有量:0.1%~1%
製造年:平成6年~平成13年
・アーバニーグラッサ
アスベスト含有量:なし
製造年:平成13年~平成17年
アーバニーの塗装がお勧めできないもう一つの理由
コロニアル(スレート屋根)の屋根塗装をする際は屋根材と屋根材の隙間が塗料で塞がってしまう為、通気性と湿気の逃げ道を確保するために基本的に「縁切り」か「タスペーサーの取付」をする必要があります。
他のスレート屋根材と違いアーバニーはや屋根材が固く縁切りやタスペーサーを取付ようとすると割れてしまう為、縁切り作業が難しいです。
縁切りは屋根塗装をする際は重要な工程の為、縁切りが難しいアーバニーの屋根塗装がオススメできない理由の一つとなります。
タスペーサーについてはコチラをご覧ください!
アーバニーからの屋根カバー工法工事については、下記で詳しく紹介しています! こちらもぜひご覧ください!
・横浜市青葉区|アーバニー~スーパーガルテクトに屋根カバー工法を行いました!
9.塗装をオススメできない屋根材:大建工業/ナチュール
パッと見屋根材の形がアーバニーに似ています。
こちらの屋根は珍しい印象で頻繫には見かけません。
ただ点検するとヒビや割れはかなり発生しています。
10.塗装をオススメできない屋根材:クボタ株式会社/セイバリーNEO
セイバリーNEOは特徴的な形をしています。こちらの屋根材も割れやすい為塗装はオススメ出来ません。。
塗装不可の屋根材は差し替えはできるの??
屋根材の差し替えとは破損してしまった屋根材を1枚単位で交換する工事です‼︎
陶器瓦などは廃盤品でなければ工具なしで差し替えることが可能です。
コロニアル(スレート、カラーベスト)は特殊な工具を使用して差し替えを行います。
結論から申し上げますと差し替え可能ですがオススメできません。
塗装NGの屋根材は廃盤になっている為現行品の屋根材で代用します。
塗装NGの屋根材の差し替えをオススメしない理由
・差し替えの際に他の屋根材を痛めてしまう為
コロニアルの差し替えは先ほどご説明した通り特殊な工具を使用して既存屋根材を抜き取ります。抜き取る際にどうしても他の屋根材に抜き取る衝撃を与えてしまいます。
・すぐに割れてしまいキリがない為
破損していない屋根材も破損している屋根材と同じ年数が経っています。差し替え後3ヶ月後の点検で新たな割れやヒビが発生してしまっていることもあります。イタチごっこのように差し替えを行うことになってしまいコストが無駄になってしまいます。
パミール同様に塗装NGの屋根材はカバー工法がオススメです‼︎
屋根カバー工法とは?
現在の屋根をほぼそのまま残し、その上に新しい屋根を載せて、覆うのが屋根カバー工法です。
文字通り、屋根を屋根でカバーする工法です。よって、屋根が二重になります。屋根を重ねて葺くので、「重ね葺き」という呼ばれ方もします。
カバー工法のメリット
「現在の屋根」に「新しい屋根」を被せるので、解体工事がほぼ不要、つまり廃材がほとんど出ません。
これが最大の特徴で、様々なメリットへ繋がっていきます。
解体と廃材処理が必要な部分は棟板金くらいなので、葺き替えなどと較べると費用がお安くなります!
自宅が塗装NGの屋根材かどうか分からない、塗装できない屋根材だと分かったがどうしようか迷っているという方は、一度ご相談下さい!
解決策をご提案致します!
外装リフォームは翔工務店にお任せください!
弊社は屋根工事が主力の会社ですが、屋根カバー工法工事は弊社で最も施工件数が多い工事になります。大変ありがたいことに屋根カバー工法工事は常に途切れることなく施工させて頂いております。
弊社で最も多く施工している屋根材はアイジー工業/スーパーガルテクトです!
耐久性・断熱性・耐風性ともにかなり優れております!
施工実績も多数ありますのでご覧ください!
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お問い合わせお待ちしております。 よろしくお願いいたします。
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LINEでのご相談も大歓迎です◎
株式会社翔工務店へ
株式会社翔工務店は平均年齢20代後半の若い会社ですが、技術はどこにも負けていません。
いちばんの強みは、足場工事、屋根工事、塗装工事とすべて自社で行えること。一般には分業されるこの業界にあって、一式で頼めるので管理に手間がかからず、コストも抑えることが出来ます。何より、トラブルがあればすぐにかけつけます!
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