雨漏り対策をするべきかどうかで悩んでいる人はたくさんいるでしょう。
中には、
「雨漏りは築数十年のかなり古い物件でしか発生しない」
と考えている人もいますが、これは大きな間違いです。
「まだ大丈夫」という安易な考えを持ってしまうと、急に雨漏りが発生してしまうこともあるのです。
そこでこの記事では、雨漏りが起こる原因と、効果的な雨漏り対策について詳しく解説していきます。
雨漏りが起こる原因に1つでも心当たりがある人は、すぐにでも雨漏り対策を行いましょう。
目次
雨漏りが起こる原因ってそもそも何?
では早速、雨漏りが起こる原因として考えられることをいくつか紹介していきます。
屋根材のズレやひび割れ
屋根材のズレやひび割れも雨漏りの原因になります。
例えば、
・瓦屋根の場合→瓦のずれやひび割れから雨水が侵入
・ストレート屋根→踏み割れ、経年劣化による浮きやそりで雨水が侵入
・金属屋根→屋根の周辺から雨水が侵入
など、様々な要因で雨漏りが発生してしまうのです。
谷板金の劣化
谷板金というのは、金属製の受けのことを指し、谷板金があるおかげで一気に水を排水することができます。
ただ、金属を使いますので、ある程度年数が経過してしまうと劣化により穴が開いてしまう可能性が高くなるのです。
穴が開いてしまうと、そこから雨水が侵入し、雨漏りに繋がってしまいます。
雨水のオーバーフロー
屋根の端部のことをケラバと呼ぶのですが、このケラバから雨漏りしてしまうケースも多いです。
というのも、ケラバの屋根材の下には「捨て水切り」が入っているのですが、ここに土やほこり、枝などが溜まってしまうと捨て水切りと屋根材の隙間をふさいでしまいます。
こうなると、雨水を効率的に排水できなくなり、オーバーフローしてしまうのです。
棟板金の外れ、浮き上がり
遠目から見たことがある人もいると思いますが、
・ストレート屋根
・金属屋根
のてっぺんには、棟板金という屋根の棟部を覆っている板金があります。雨漏りの原因になりやすく屋根の急所となります。
棟板金は釘で固定されているのですが、7年から8年ほど経過すると、劣化による釘が浮いてきてしまいます。
こうなると、雨水が棟板金内部に侵入し、木材が腐食してしまい、雨漏りに繋がるのです。
棟板金内部は屋根材が被ってなく、ルーフィングシート(防水シート)が見えます。
漆喰の剥がれ
瓦を固定する土のことを、葺き土と呼びます。
この葺き土を覆っている部分のことを、漆喰というのですが、この漆喰がはがれてしまうと、葺き土が雨風にさらされることになります。
漆喰がはがれてもすぐに雨漏りをするわけではないのですが、数年で葺き土が浸食されてしまい、雨漏りの原因になるのです。
塗装時の縁切りが行われていない
スレート屋根の場合は、10年程度で再塗装を行って、景観を維持します。
ただ、塗装の際に縁切りという作業をしっかりと行わないと、本来雨水や湿気が抜ける仕組みになっていますが、塗料で塞がれてしまいます。雨水が溜まり、雨漏りの原因になります。
とはいえ、縁切り作業については依頼者側で対策をすることができませんので、丁寧な作業をしてくれる優良業者に依頼することが大切です。タスペーサーというプラスチック製の部材を塗装下塗り後に設置することにより、水の逃げ道を確保することがオススメです。
写真などを撮ってもらい確認しましょう!
弊社のブログでもタスペーサーについて詳しく説明しております!
雨漏り対策として効果的な方法とは?
次に、雨漏り対策として効果的な方法をいくつか紹介していきます。
シーリング補修
シーリング補修というのは、接着性のあるシーリング材で屋根のヒビや隙間を防ぐ工事のことを指します。
そうすることで、屋根の内側に雨水が侵入してしまうことを未然に防げますので、雨漏り対策になるのです。
シーリングと似た言葉に、「コーキング」というのがあるのですが、両者に明確な違いはありません。
強いていうのであれば、
・コーキング→屋根(外壁など)に詰め物をすること
・シーリング→防水性能を上げるために屋根(外壁など)に詰め物をすること
という程度の違いです。
ただし、コーキング補修は応急的な物になってしまうことが多い為しっかりとした修繕が必要になってしまうケースも多いです。
カバー工法
カバー工法というのは、古い屋根に新しい屋根をかぶせる施工方法のことを指します。
新しい屋根を上からかぶせることから、「重ね葺き」と呼ばれることもあります。
カバー工法で雨漏り対策をすることで、工期を短縮することもできますし、コストも抑えることができますので、お得に雨漏り対策をしたいと考えている人には最適です。
既存の屋根がコロニアルやシングル材の場合に限ります。
ただし、下地が弱ってしまうとカバー工法が不可となってしまいますので早めの修理が必要です。
瓦や桟葺きトタンはカバー工法できません。
DIYでも雨漏り対策ができる?自分でシーリングを行う手順とは?
この記事を見ている人の中には、
「自分で雨漏り対策をしたい」
と考えている人もいるでしょう。
そのような人におすすめなのが、DIYシーリングです。
それでは具体的なやり方、手順について詳しく見ていきましょう。
1:古いシーリング材の撤去
シーリング補修を自分で行う場合、まずは古いシーリングを撤去しなければなりません。
中には、
「隙間が空いている部分を埋めればいい」
と考えている方もいますが、古いシーリングと新しいシーリングは、接着性が非常に悪く、上から埋めてしまうと効果が薄れてしまうのです。
2:マスキングテープを貼る
古いシーリングをはがしたら、シーリング材を打つ場所の両脇にマスキングテープを貼ります。
この作業を行うことで、不要な場所にシーリング材やプライマーがついてしまうことを防げますので、その後作業が楽になります。
3:プライマーを塗布する
マスキングテープを貼り終えたら、シーリング材を打つ場所にプライマーを塗布していきます。
プライマーを塗布することによって、シーリング材との密着性を上げることができるのです。
4:シーリング材を打つ
ここまで来たら、いよいよシーリング材を打っていきましょう。
均等に塗り終えたら、空洞ができないようにヘラで平らにしていきます。
薄く塗りすぎてしまうと効果が薄れてしまう可能性がありますので、
「ちょっと厚いかな?」
と感じる程度に充填していきます。
5:マスキングテープをはがす
その後、マスキングテープをはがして完了です。
マスキングテープをはがすのが遅くなってしまうと、シーリング材と一緒に固まってしまう可能性がありますので注意しましょう。
また、より雨漏り対策を強化したいと思っている場合は、防水補修テープを上から貼っておくこともおすすめです。
DIYで雨漏り対策を行う時の注意点
DIYでもやろうと思えば屋根の雨漏り対策を行うことはできます。
ただ、基本的にはあまりおすすめしていません。
その理由について、詳しく見ていきましょう。
ケガのリスクが高い
外壁の雨漏り対策、シーリング補修であれば、DIYでも気軽に行うことができます。
しかし、屋根の雨漏り対策の場合は、当然ですが屋根に上る必要があり、高所での作業となります。
経験がある人であれば話は別ですが、全く経験のない人が自分で雨漏り対策をしようとすると、落下事故の原因になってしまうのです。
専門知識がないと効果が薄れる
シーリング補修は自分で行うことも十分可能ですが、専門知識がないと効果が薄れてしまいます。
正しい順番で行わなければ、どれだけ時間をかけて丁寧に行っても、雨漏り対策をすることができなくなりますので、自信がない場合は無理をせずに業者に依頼しましょう。
本格的な雨漏り対策なら「翔工務店」にお任せ!
本格的に雨漏り対策をしたいと思っているのであれば、専門の業者に依頼することがおすすめです。
弊社翔工務店でも、雨漏り対策を行っております。
施工実績をご覧いただくとお分かりいただけると思うのですが、弊社はこれまでにも様々なお宅で雨漏り対策を行ってきた実績があります。
各ご家庭に合った方法で雨漏り対策を行っていきますので、雨漏り対策に興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
まとめ
雨漏り対策をしっかりと行っておかないと、急に天井から水が漏れだし、生活に影響が出てしまう可能性が高くなります。
かなり老朽化した家でないと雨漏りは発生しないと考えている人も多いですが、全くそんなことはありませんので、事前に対策をしておきましょう。
DIYでも屋根のシーリング補修を行うことができますが、かなりの危険が伴いますし、間違った方法で行うと効果が半減します。
より本格的な雨漏り対策を行いたいと考えている方は、翔工務店までご連絡ください。
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