こんにちは！株式会社翔工務店です！

　　今回は屋根に【太陽光パネル】を設置しているお家のメンテナンス方法について説明していきたいと思います！

『屋根に太陽光パネルを取り付けているけど屋根塗装はこのまま出来るのかな・・？』

『太陽光パネルをいずれ取り付けたいと思っているけどメンテナンスはどうやるんだろう・・？』

そんな疑問や不安を少しでも解消できるよう太陽光パネルを設置してある屋根について解説いたします！

1 太陽光パネル（ソーラーパネル）とは？
2 太陽光パネルを設置してある屋根のメンテナンス方法と注意点
3 まとめ

太陽光パネル（ソーラーパネル）とは？

太陽光パネルを構成する太陽電池は、シリコンなどの半導体で出来ています。

太陽の光が当たることで、内部光電効果・光起電力効果が起き、この現象によって太陽電池内の電子の量が増えて、太陽光パネルの電気を生み出すことが出来る仕組みとなっています。

屋根に設置をする住宅用太陽光パネルで発電される年間の発電量は、実際の発電設備が100%の出力で稼働していた場合の、平均でおおよそ13%の発電が見込まれると言われています。

太陽光パネルを設置しているメリットとして、光熱費を節約出来ることや、太陽光発電のCO2の排出量は0に近い数値で、環境に優しいエコな発電設備ということです。

また、災害時の発生などによって起こる急な停電時に電力消費に切り替えることで、自宅の電気製品に充てることが出来るのもポイントです。

耐用年数も30年以上とされており、長期的に使い続けられます。

一方デメリットは、曇りや雨の時は発電量が低下し、夜間に発電されることもありません。

冬は日照時間が夏に比べ短いので、発電量が下がりがちです。

また、太陽光パネル自体を設置するためのコストもおおよそ100万円〜200万円とかかってきます。設置費用の金額にもよりますが、元が取れるまで、10年〜12年前後の設置の継続が必要となります。

では、本題の太陽光パネルが設置してある屋根のメンテナンス方法などについてご紹介していきます！

太陽光パネルを設置してある屋根のメンテナンス方法と注意点

太陽光パネルを設置している屋根が、そろそろリフォーム時期であったりするタイミングがあるかと思います。

そんなとき、太陽光パネルは外せるの・・？そのままでも出来るの・・？と疑問点が多々あるかと思います。

結論、屋根カバー工事を施工する場合の設置してある太陽光パネル（ソーラーパネル）は、一度外して屋根カバー工事をしてからまた太陽光パネルを戻すため、問題ありません。

ソーラーパネル脱着工事は費用のかかる工事の為、脱着する際は屋根塗装よりも高耐久な屋根材をしようした屋根のカバー工法や屋根の葺き替え工事がオススメです。
一度のソーラーパネル脱着でなるべく長く持たせてあげることがオススメです！

3つのパターンでご紹介していきます。

ソーラーパネルを脱着して屋根塗装

屋根塗装の場合、太陽光パネルを外してから全体的に屋根塗装が可能になります。

手順としましては、下記の通りとなります。
・ソーラーパネル外し
・高圧洗浄
・土台ラックの取付部の補修
・養生（土台ラック養生含む）
・屋根塗装
・ソーラーパネル取付
・発電の確認
となります。

ソーラーパネルは既存の屋根材によりソーラーパネルの土台ラックの種類が違います。
瓦やスレートやシングル材の場合は屋根に穴を空けてソーラーパネルを設置しています。
屋根に穴を空ける為、その分雨漏りのリスクも高まります。
なのでソーラーパネルを外した際は土台ラック取付部の防水箇所の補修と点検は必須となります。

既存の屋根の状態や築年数によっては、屋根カバー工法や葺き替え工事がオススメです。
ソーラーパネル脱着は費用のかかる工事となる為、屋根塗装で数年後にまた脱着を行うよりも屋根カバー工法や葺き替え工事で数十年メンテナンスが不要な状態にしてあげる方が長い目で見るとお得になります。

新規でソーラーパネルを設置する場合、築5年未満のお家や屋根の状態が非常に良いお家以外、太陽光パネルを設置するタイミングに屋根塗装を行う、または屋根カバー工事を行って耐久性の髙い新しい屋根の状態の上に太陽光パネルを設置するなどの対策も考える必要があります。

事前の屋根塗装が必要か不要かの判断は、築年数だけでなく、屋根の状態によって変わってきますので、太陽光パネルの設置前に信頼できる屋根施工業者にしっかり屋根の状態を確認してもらいましょう。

太陽光パネルを脱着せずに屋根塗装

太陽光パネルを脱着せずに屋根塗装を行う場合は、取り付けたまま塗装することが一度だけ可能です。
ソーラーパネルの下の屋根は太陽光にさらされにくくソーラーパネルが乗っていない屋根よりも劣化しにくいです。
ですが、雨風にさらされて劣化はしていきますので、2回目の際はソーラーパネル設置面の屋根もきちんとメンテナンスする必要があります。

太陽光パネルを脱着せずに屋根塗装を行う際の注意点ですが、太陽光パネルの保証があります。太陽光パネルに塗装をしてしまったり、高圧洗浄をしたり、踏んでしまいパネルが割れてしまったなどの事態が起きてしまうと、保証が効かなくなってしまう恐れもありますので、しっかり養生をするなど注意が必要です。

太陽光パネルに対する高圧洗浄についてですが、太陽光パネルの汚れが気になるからと高圧洗浄をすると、高圧洗浄ではカルキの入った水道水を使用していますので、太陽光パネルの性能が低下してしまう恐れがあります。

ついでに汚れを落としてもらいたい場合は、ガラス用中性または弱アルカリ性の洗剤を水道水で希釈し、拭き掃除をしてもらいましょう。

専門業者も使用しているマイクロファイバーモップを道具として使用するのが良いとされています。

屋根塗装業者の中には、太陽光パネルについて経験が浅く、取り扱いに意識が低い業者である事も考えられますので、太陽光パネルの扱いには気を付けてもらいたい旨を伝えておくと安心です。

また、太陽光パネルを脱着せずに屋根塗装の場合でも、塗装をしてもらう前に、屋根の状態をしっかり調査してもらう事が重要です。

屋根の状態が良くないまま塗装を上からしてしまうと、短期間で剥がれる恐れや施工後雨漏りが起きてしまう恐れがあります。

屋根カバー工法・屋根葺き替え工事をする場合

築20年以上塗装した事がない屋根・築30年以上経っているお家・一部雨漏りが起きているような状態の屋根では、屋根塗装をしただけでは手遅れな場合がありますので、注意しましょう。

このようなもうすでに屋根塗装だけでは補い切れない状態になってしまっている屋根の場合は、太陽光パネルを脱着して、屋根カバー工事・葺き替え工事が必要となります。

下記は、ソーラーパネルの設置してある屋根のカバー工法の施工手順になります。
・ソーラーパネル外し
・土台ラック解体撤去（新規屋根材がシングル材の場合再利用可）
・屋根カバー工法
・新規土台ラック取付
・ソーラーパネル取付
・発電確認

屋根カバー工法をする際にガルバリウム鋼板製の屋根材等でカバー工法を行う場合は、既存の土台ラックの屋根に穴を空けて固定するタイプは使用できません。
新規屋根材に対応した土台ラックを設置する必要がある為、新規土台ラックの金具代が発生してしまいます。
コストはかかってしまいますが、ガルバリウム鋼板製の屋根材にソーラーパネルを設置する土台ラックはキャッチ式となりまして、屋根材に穴を空けずにソーラーパネルを固定する為、雨漏りのリスクがなくなるメリットがあります。

弊社の考えとしましては、太陽光パネルを脱着する場合はカバー工法か葺き替えをオススメしております。
一度の脱着で高耐久な屋根材でカバー工法や葺き替え工事を行うことにより35年～40年特別大きな費用のかかるメンテナンスは不要になります。

屋根だけでなく、お家をより良い状態で長持ちさせる為にも、屋根の状態に合わせたメンテナンスをご検討ください！

まとめ

太陽光パネルが設置してある屋根のメンテナンス方法と注意点についてでした。

太陽光パネル設置住宅は今後もさらに増加することが予想されています。

設置に伴い、メリットが沢山ありますが、同時に注意しなくてはならないポイントもありますので、設置のタイミングや屋根工事のタイミングをよく検討した上で設置することがオススメです。

横浜市の翔工務店では、太陽光パネル脱着および屋根カバー工事を自社施工しておりまして経験も豊富です！ご不明点がありましたらお気軽にご相談ください！

これから太陽光パネル設置を検討している方や、すでに設置しているけど屋根のメンテナンスのタイミングが分からない方々の少しでも参考になりましたら幸いです。

ご覧いただきまして、ありがとうございました！

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