こんにちは!株式会社翔工務店です!
今回は【付帯部塗装】について説明していきたいと思います!
『外壁塗装の見積もりに書いてある付帯部塗装って何のこと?』
『そもそも付帯部の塗装って必要なの?』
そんな不安や疑問を少しでも解消できるよう
付帯部のそれぞれの場所や種類、
塗装方法なども合わせてご紹介いたします!
目次
付帯部塗装とは
まず、付帯部というのは、外壁の『壁』ではない部分の箇所を指します。
例えば雨樋や雨戸、幕板、庇などの外壁の塗装とは別に塗る箇所のことをまとめて付帯部と表記します!
『外壁塗装を行うのに付帯部塗装もする必要があるの?』と思う方もいらっしゃいますが、付帯部塗装は外壁塗装と同じタイミングで施工するのが一般的です。
もちろん付帯部の劣化状態や付帯部の種類などによっても塗る塗らないは変わってきますので、詳細は以下でご紹介します。
付帯部の種類
付帯部の幕板や庇と言われてもパッとしない方もいらっしゃると思います。
まずは主な付帯部を下記でご紹介いたします!
付帯部は多種多様ですが、基本的に外壁以外の部分はすべて付帯部と考えることができます。主な付帯部を以下で紹介します。
種類ごとの役割
各付帯部の役割は異なります。以下、種類ごとに役割をご紹介します。
雨樋
雨樋とは屋根の先端につけられている部分になります。雨樋の役割は屋根から流れてきてた雨水を排水管まで運び、雨水による劣化を防ぐ役割をしています!
雨樋は定期的な塗装で劣化を遅らせることができますが、欠けてしまったり割れてしまったりした場合には交換が必要になりますので、塗装困難と判断した場合には雨樋交換を行うか、補修で済む場合は補修後に塗装を行います!
破風・鼻隠し
まずは破風と鼻隠しについてご説明していきます!
破風と鼻隠しは屋根の軒先の先端部分にある横状の板の部分になります。鼻隠しはわかりづらいですが、雨樋の裏にある板になります!
劣化が酷い場合は塗装をしてもすぐに剝がれてしまうことがある為、劣化が酷い場合は破風や鼻隠しにガルバリウム鋼板製の板金を巻く破風鼻隠し板金をオススメ致します。
軒天
軒天とは屋根やベランダ下の裏部分の天井になります!軒天は火災による延焼防止効果や、屋根裏に溜まる湿気を排出させ内部結露を防ぐとても大事な役割を果たしています。
また、紫外線や雨水などが直接外壁に当たりにくくなっており、紫外線や雨水での劣化を遅らせる役割を果たしています。
雨戸
次に雨戸ですが雨戸は防犯や防風、遮光といった役割があります。また、窓を雨や風から守る役割もあります!
雨戸は台風など強い雨や風でだんだんと劣化が進行していきます。
色あせやチョーキング現象などが起き始めたら早めにメンテナンスを行いましょう。
幕板
幕板とは帯とも呼ばれ、通常建物の一階と二階の境目にあります。(お住まいのデザイン状帯板がないお住まいもあります!)
幕板の役割は外観の美観の向上のためとされています。
付帯部塗装の必要性
『付帯部の塗装って必要なの?』と思う方もいるかと思いますので、付帯部塗装の必要性をご紹介いたします!
付帯部とは様々な種類のことまとめて付帯部と言いますが付帯部の中でも塗装した方がいいものと急ぎではないものがあります。
特に、木材を使用した付帯部は紫外線や湿気から守る必要があり、金属部分は錆びを防ぐために塗装が必要です。劣化が進行する前にメンテナンスを行うことは、将来の修復コストを抑えるために重要です。
付帯部塗装のメリット
付帯部塗装を行うことには多くのメリットがあります。
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美観の向上: 塗装によって付帯部が美しく蘇り、建物全体の外観が向上します。これは建物の印象を良くし、周囲の印象も向上します。
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耐久性の向上: 塗装は付帯部を風雨や紫外線から保護し、耐久性を向上させます。材料の劣化を防ぎ、長寿命化を実現します。
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価値の維持: 塗装によって建物の寿命が維持され、将来的な修理費用が安くなったり、売却時の建物の価値を落とさずに済みます。
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修復コストの削減: 早期の塗装メンテナンスは、劣化が進行する前に対処できるため、修復コストを削減します。これにより大規模な修復工事を回避することができます。
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エネルギー効率の向上: 適切な塗装によって断熱性能が向上し、建物内部のエネルギー効率が向上します。冷暖房コストの削減にも繋がります。
塗装が必要な付帯部
基本的に外壁塗装を行うついでに付帯部塗装も行いますが、塗装が必要な付帯部を6選ご紹介いたします!
破風
破風はケイカル板や木材でできていることが多いため、素材保護のため塗装が必要になります。ケイカル板や木材などは劣化が進行しやすく、放置してしまうと木材自体がダメになってしまうので外壁塗装を行うタイミングで塗装することをお勧めいたします!
雨樋
雨樋のほとんどが塩化ビニルというプラスチックの素材でできているため紫外線に弱く、長い年月が経つと非常に割れやすくなってしまいます。そうならないためにも定期的な塗装を行い、紫外線によるダメージを防ぎます。
塗装だけでは回避できない場合は雨樋交換工事になります。
軒天
軒天は他と比べて紫外線がすごい当たるというわけではないですが、軒天のひび割れや苔などがある場合は外壁塗装と同時に塗装を行うのがベストです!
軒天にシミなどがある場合は中で雨漏りしている可能性があるため塗装はお勧めできません。
換気フード・水切り
換気フードや水切りがスチール(鉄)でできている場合は塗装でのメンテナンスが必要になります。
水切りや換気フードはあまり気にかけない業者もいますので見積もりに入っているか、もしくは担当の人に聞いてみるといいかもしれません。
庇・キリヨケ
庇やキリヨケは劣化が進行してしまうと、サビが発生し穴が空いたりなどで雨漏りを起こすリスクも上がります。なので外壁塗装を行う際はキリヨケや庇も気にしてみるといいかもしれません。
庇やキリヨケが雨漏りしてしまうとお部屋の中に影響してしまうので塗装によるメンテナンスを心がけましょう!
濡れ縁・ウッドデッキ
最後に濡れ縁やウッドデッキです。こう言った木材でできている場合は紫外線や雨水などで劣化が進行してしまうので、塗装によるメンテナンスが必要になります。
塗装をせずに劣化を放置してしまうと、木材が腐敗してしまったりシロアリが発生するリスクも上がってしまうので、外壁塗装を行う際は一緒に塗装を行うことをお勧めいたします!
付帯部塗装の注意点
付帯部塗装は、建物や構造物の外観を美しく保つために重要な作業です。以下は、付帯部塗装の注意点についてになります。
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前処理が重要:
- 塗装を始める前に、古い塗料や汚れ、サビ、ひび割れを除去するために適切な前処理を行うことが重要です。これにより、新しい塗料がより効果的に密着し、耐久性を高めることができます。
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適切な塗料の選択:
- 付帯部にはさまざまな素材が使用されており、それぞれに適した塗料が異なります。木材、金属、プラスチックなどの素材に合った適切な塗料を選ぶことが大切です。
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塗装条件:
- 塗装を行うときの気温や湿度に注意。気温が高すぎると乾燥が過剰に早まり、気温が低すぎると塗料の乾燥が遅くなる可能性があります。また、湿度が高すぎると乾燥に問題が発生することがあります。
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塗料の層を重ねる:
- 通常、2〜3層の塗料を重ねることが推奨されます。これにより、塗装の耐久性が向上し、均一な仕上がりが得られます。
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定期的なメンテナンス:
- 塗装の劣化を防ぐために、定期的なメンテナンスが重要になります。塗装の剥がれやひび割れ、色あせなどが見られた場合は、早めに修復を依頼しましょう。
これらの注意点を考慮して、付帯部塗装を行うと、美しい仕上がりと長い耐久性を実現できます。
付帯部塗装の流れ
付帯部塗装を行う際、一般的な流れがあります。下記で簡単にご紹介いたします。
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現地調査と評価: まず、塗装を行う建物の現地調査を行います。どの部分が塗装が必要か、劣化の度合いなどを診ていきます。これによって必要な作業、材料などの費用の見積もりを決めていきます。
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清掃: 塗装を行う前に、付帯部の表面を徹底的に清掃します。洗浄することにより、汚れ、カビ、既存の塗膜などが取り除かれ、塗料が密着しやすくなります。
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下地処理: 付帯部の材料に応じて、下地処理を行います。木材の場合、割れやひび割れを埋めるための補修が行われ、金属の場合、錆を除去し、下地を整えます。
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下塗りの塗布: 下地処理が完了したら、下塗り塗料を塗っていきます。下塗りは塗料と基材の密着性を高め、仕上がりを向上させます。基材によって使用する下塗り材は異なります。木部の場合は木部用下塗り(ワイドウレタンなど)鉄部の場合は錆止めとなります。
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塗装: 下塗りが十分に乾燥したら、主要な塗装作業が行われます。付帯部の種類によって異なる塗料が使用され、適切な塗料の層を塗り重ねていきます。塗装する際は均一で美しい仕上がりを目指します。
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仕上げと検査: 塗装が完了したら、仕上げ作業を行います。余分な塗料や不均等な箇所を修正し、最終的な検査を行い、品質基準が満たされているか確認します。
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清掃と撤去: 塗装作業が完了すると、作業現場を清掃し、不要な材料や廃棄物を撤去いたします。
付帯部塗装の方法
まず付帯部と言っても使われている素材で使用する塗料の種類や施工方法などが変わってきます。
素材にあった塗料を選ばないと耐久性や施行後のトラブルにもつながってしまいますので、そうならないためにも下記で塗装方法をご紹介していきます!
付帯を塗装する際は必ず素材に合った塗料で塗装してもらいましょう。
また「アルミ」や「樹脂」、「銅板」などの塗装しないほうがいい素材や「塩ビ鋼板」などの塗料選定に注意が必要な素材も存在します。
業者にきちんと素材を確認してもらった上で塗料の提案を受けましょう。
ケイカル板塗装方法
ケイカル板は破風や鼻隠し、軒天に使われることが多いです。
有孔ボードとケイカル板が交互になっている軒天をよく見かけますが、有孔ボードは通気の役割を担っているため、有孔ボードが使用されている軒天は通気性のある塗料を使用するようにしましょう!
有孔ボード☟
【下地処理・下塗り】
ケイカル板の塗装方法は、一番初めに下地処理を行います。この下地処理とはケレンを使って表面の凸凹をなくす作業になります。
下地処理が終わったら下塗りをしていきます。この下塗りは密着性を高める目的で塗っていきます。
【上塗り】
次に上塗りに移ります。一回塗っただけではムラができてしまい、きれいに仕上がらないためこの上塗りで均等にムラなく塗っていきます。
付帯部は最低で2回塗るのが基本になりますので上塗りをして施工完了になります!
木部塗装方法
【下地処理】
木部は初めにケレンなどで下処理を行います。この下地処理は剥がれかけた塗膜をきれいに剥がすという作業になります。
この下地処理を怠ってしまうと、新しく塗り替えたとしても古い塗膜ごと剥がれてしまって塗り直しになってしまいますのでしっかりと下地処理を行うことが大事になってきます!
【下塗り】
下地処理が終わったら次は下塗り作業に入ります!下地処理後の木部は塗料を吸い込みやすくムラになりやすいです。
木目を生かしたい時は浸透性の油性タイプの塗料を使用し、木目を塗りつぶす場合は、造膜性のある水性タイプを使用します!
こちらの写真で使用したのは木部下塗り専用のワイドウレタンになります!
【中塗り】
下塗りが終わったら次に中塗りに移ります。
この中塗り作業でムラをなくす気持ちで塗っていきます。
【上塗り】
次に上塗りに移ります。
こちらも上記と同様、二回塗っただけではムラができてしまい、きれいに仕上がらないためこの上塗りで均等にムラなく塗っていきます。
上塗りが終われば施工完了です!
板金・金属塗装方法
【下地処理】
板金などの金属の付帯部は初めにサビを下地処理で落としていきます。
サビが残ったまま塗装してしまうと中でサビが広がり塗膜の剥がれや、サビの侵食が悪化してしまうので丁寧に処理していきます!
【錆止め】
次に錆止めを塗っていきます!雨水などからの腐食を防ぐために下塗りとして使用します!
【上塗り1回目】
次に錆止めの次に塗る上塗り1回目になります。
【上塗り2回目】
最後に2日目の上塗りです。他の付帯部同様一回塗っただけではムラができてしまい、きれいに仕上がらないため2回目の上塗りで均等にムラなく塗っていきます。
付帯部塗装は二回塗りが基本ですが、一回塗りで終わらせてしまう業者もいますので、見積もり依頼した時や施行前にしっかりと確認しましょう!
付帯部塗装のタイミング
付帯部塗装のタイミングは、建物の材料や気候条件によって異なりますが、一般的な目安は以下の通りです。
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定期的な点検: 建物の付帯部を定期的に点検し、劣化や損傷を確認します。特に木材は湿気や紫外線に弱いため、頻繁な点検が必要です。
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外観の変化: 建物の外観に変化が見られる場合、劣化の兆候として捉えるべきです。剥がれた塗膜、変色、ひび割れなどが見られれば、塗装の検討が必要です。
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気候条件: 気候条件によっても塗装の必要性が変わります。特に雨や紫外線の影響を受ける部分は、早めに塗装が必要となることがあります。
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建物の年数: 建物の年数も考慮に入れるべきです。古い建物ほど、劣化が進行しやすいため、定期的な塗装が重要です。
付帯部塗装の費用相場
基本的に外壁塗装を行う場合での費用相場になります。
全体的な料金は外壁塗装+付帯部塗装と考えていただければと思います。
付帯部 | 費用相場 |
破風・鼻隠し | ¥800~¥1000/㎡ |
雨樋 | ¥800~¥1000/m |
軒天 | ¥1000~¥1500/㎡ |
換気フード・水切り | ¥800~¥1000/㎡ |
キリヨケ・庇 | ¥800~¥1000/㎡ |
ウッドデッキ | ¥800~¥1000/㎡ |
雨戸・シャッター | ¥800~¥1000/㎡ |
注意⚠︎上記の表は相場であり、参考目安にしていただければと思います!
付帯部塗装の注意点
付帯部塗装を考える際に注意すべき点がいくつかあります。まず、素材に応じた適切な塗料を選択することが重要です。木材、金属、プラスチックなどの素材に合った塗料を選ぶことで、耐久性と美観を向上させることができます。
また、劣化や損傷が見られる場合、早期の修復と塗装が必要です。放置すると修復が難しくなり、コストがかさむ可能性が高まります。
最後に、塗装作業を専門の業者に依頼することをお勧めします。プロの業者は適切な材料と技術を持ち、安全かつ効果的に作業を行います。また、保証やアフターサービスも提供していることが多いため、安心して任せることができます。
まとめ
付帯部塗装について詳しくご紹介しました。
付帯部塗装は、建物の美観を保つだけでなく、耐久性を高めるためにも重要になります。費用を抑えるためには、自分で付帯部塗装をすることも可能ですが、その場合、注意点を押さえることが必要です。
また、付帯部塗装の費用は、使用する材料や塗装面積によって異なります。そのため、費用を抑えるためには、事前に付帯部塗装の費用相場を調べておくことがおすすめです。
さらに、付帯部塗装の注意点としては、使用する塗料の種類や塗装方法について知っておくことが重要です。付帯部塗装の注意点を押さえておけば、長持ちする塗装を使用することができます。
また、付帯部塗装の費用を抑えるためには、自分で塗装をすることも考えられますが、その場合も注意点を押さえておくことが必要です。そのため、付帯部塗装の費用と注意点についてしっかりと理解しておくことが重要です。
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