太陽光発電の導入を検討している方の中には、雨の日の発電量について気になっている方もいるでしょう。
特に日本には「梅雨」があるため、雨でも発電されるのか気になるところですよね。そこで今回は、太陽光発電と雨の関係について、詳しく解説していきます。悪天候時の発電量低下を防ぐコツも紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
目次
太陽光発電は雨の日でも発電するの?
太陽光発電は、その名の通り太陽の光を集めて電力に変換するための発電方法になります。では、雨が降っている日の発電量はどうなるのでしょうか。こちらでは、雨の日に太陽光発電は発電するのか?について解説していきます。
全く発電しないわけではない
雨の日の発電量は、晴れの日に比べると低下しますが、それでも完全に発電しなくなるわけではありません。
なぜなら、雨が降っていても散乱光が地上に届くからです。この散乱光が太陽光パネルに届くため、晴天時ほどではないものの完全に発電量がゼロにはならず電気を作ることができます。
散乱光とは
太陽の光が大気中の雲やちり、水蒸気などにぶつかって、いろいろな方向に広がった光のことです。この散乱光のおかげで、曇りや雨の日でも空がほんのり明るく感じるのは、この散乱光があるからです。
晴れている日と雨の日の発電量の違いは?
上述したように、太陽光発電では雨の日でも発電はされます。ただ、雨の日は晴れている日に比べると発電量がグッと下がります。
理由としては、雨雲が日光を遮り太陽光パネルに影を作ってしまうからです。これにより、パネルに届く太陽の光が減少し、発電量が少なくなってしまうのです。
晴れの日の3分の1~10分の1程度の電力を作れます。ただ、雲の量や日射量、パネルの性能などによっても異なるため参考程度にお考え下さい。
発電量を左右するその他の要因
太陽光パネルの発電効率に影響する要因は、雨だけではありません。以下、発電量を左右する雨以外の代表的な要因をいくつか紹介していきます。
雲や雪
雨の日に限らず、曇りの日や雪の日も発電量が低下します。雲が分厚く、太陽光がほとんど届かない場合、発電量はグッと落ち込んでしまうでしょう。
一方、雪の場合は2つのパターンがあります。仮に雪がパネルに積もってしまった場合、太陽光が届きにくくなるため発電が難しくなりますが、晴れている状態であれば地面の雪が太陽光を反射することで、逆に発電効率が高まる場合もあるのです。
気温
太陽光発電と聞くと、「晴れていて暑い日のほうがたくさん発電できそう」と思われがちですが、実は太陽光パネルは“高温に弱い”という特徴があります。
気温が高すぎるとパネル自体が熱を持ち、その結果、電圧が下がって発電効率が低下する可能性があります。
つまり、晴れていたとしても、気温が高くなりすぎてしまうと発電効率が下がってしまう場合があるということです。
逆に、冬場のような低温環境ではパネルの効率が良くなることもあり、日射量さえ確保できれば安定した発電が可能です。
日照時間
当然のことながら、日照時間が長くなればなるほど太陽光パネルの効率が高まります。
「日本ならどこでも日照時間は変わらないでしょ?」
と考える方がいるかもしれませんが、場所によって日照時間は変わります。例えば、関東地方と日本海側の北陸地方では、年間で数百時間もの差が出ることも珍しくありません。
ソーラーパネルの状態
パネルの表面にほこりや鳥のフン、落ち葉などが付着すると、太陽光が遮られて発電量が大きく低下します。
たとえ高性能なパネルでも、表面が汚れているだけで発電効率がグッと下がりますので、定期的にメンテナンスを行わなければなりません。特に雨が少ない時期や乾燥した地域では、汚れが付着しやすくなりますので注意してください。
故障や劣化
発電量が低下した場合、多くの方は天候やパネルの汚れなどに注目します。もちろん、これらが原因で発電量が低下しているケースも十分考えられるのですが、設備の故障や劣化が原因になっていることもあります。
劣化や故障が原因の場合、天候が回復しても、パネルの汚れが落ちても発電量は増えないため、早急に修理を行わなければなりません。特に、太陽光発電を導入してしばらく時間が経っている場合や、メンテナンスをほとんど行っていない場合、故障や劣化が起こりやすくなるため注意してください。
ホットスポットの出現
太陽光パネルの一部に、長時間日が当たらない部分ができると、ホットスポットと呼ばれる現象が起こります。
これは、しばらく日が当たっていない部分が発熱してしまう現象のことであり、放置すると故障に繋がります。そのため、雨が降った後や強風の日のあとは、落ち葉やゴミがパネルにこびりついていないかどうかを確認しましょう。
近年では、ホットスポットが起こりにくいパネルも出ていますが、100%起こらないわけではありませんので、定期的にチェックすることをおすすめします。
雨がもたらすメリットとは?
太陽光発電にとって、雨はデメリットになるのではないかと考える方も多くいるでしょう。
たしかに、雨が降ると発電量が低下してしまうため、マイナスの一面もあります。しかし、雨が持つプラスの効果も存在しているのです。それは「自動洗浄効果」です。雨が降ることにより、太陽光パネルの表面に蓄積したゴミや汚れが洗い流されるため、発電効率が上がる場合があります。
雨の日の発電量低下を防ぐためのコツ
雨は太陽光発電にとって必ずしもマイナスではありませんが、発電量が落ちてしまうことには変わりありません。
では、雨の日の発電量をできる限り落とさないためにできることはないのでしょうか。代表的な対策をいくつか紹介していきます。
発電効率の良いパネルを選ぶ
雨の日の発電量を落としたくない場合は、発電効率の良いパネルを選ぶのがおすすめです。
太陽光パネルにはさまざまな種類がありますが、中でも単結晶シリコンを使用したパネルは、光の弱い日でも効率的に発電できるとされています。
最近では「雨天や曇天に強いパネル」や「低照度発電対応パネル」なども登場しており、このようなパネルを選ぶことによって、年間を通じた発電量の底上げに期待できます。
定期的にメンテナンスを行う
雨がパネルを洗い流してくれるとはいえ、完全に汚れを防いだり、落としたりできるわけではありません。パネルが汚れると発電効率が落ちるため、定期的に専門業者に依頼して、点検や洗浄を行うことをおすすめします。
特に、大規模なソーラーシステムや、周囲に木々がある場所では、思っている以上にゴミや落ち葉が付着することがあるため、定期的にメンテナンスを行いましょう。
パネルの設置向きを工夫する
太陽光パネルは、設置角度や向きによって受け取れる日射量が異なります。
日本では、一般的に南向き、20~30度の傾斜が最適とされていますが、建物や屋根の形状によってはこの限りではありません。
また、ストリング(直列接続)方式においては、一部のパネルが影になっていると、全体の発電量が落ちるリスクもありますので注意してください。
雨の日の発電量低下をカバーする方法
どれだけ工夫しても、雨の日の発電量にはやはり限界があります。そこで注目されているのが、蓄電池です。
蓄電池を活用することで、晴れた日に発電した余剰電力を蓄え、雨天や夜間に使えるようになります。これにより、電力会社からの買電量を減らせるだけでなく、災害時のバックアップ電源としても役立ちます。
蓄電池の導入には別途コストがかかりますが、長期的に見るとプラスになるケースもありますので、ぜひ検討してみてください。
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まとめ
太陽光発電は「雨の日に全く使えない」という誤解を持たれがちですが、散乱光のおかげで少量ながらも発電は可能です。ただ、発電量は大きく低下するため、事前の備えや設計上の工夫が必要になってきます。
また、設置を依頼する業者の技術によって、雨の日の発電量が変わるケースもありますので、依頼する業者は慎重に探していきましょう。
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