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塗料の耐久年数を測る試験とは?工事前に確認して欲しい促進耐候性試験についてご紹介いたします!

皆様!こんにちは!式会社工務店です!

工事現場のイラスト

今回は塗料選びの大事なポイント

『耐久年数』について。

『塗料の耐久年数を比較するための暴露試験とは』

についてご紹介いたします!

塗料の耐久年数はどうやって決めている?

塗装工事を行って『外壁塗装はどれくらい持つのか』次の外壁塗装の塗り替えのタイミングはいつだろう』みんなが気になるポイントだと思います。これを正確に測ることはむずかいしいですよね。

ですがこの疑問についてどのくらいの耐候性なのかを目安としてわかる基準があります。それがメーカーが表示する耐久年数になります。

ですが耐久年数が高いからそれを使用すれば良い、というわけではありません。塗料の特徴やお住まいの立地なども含め、住まいにあった塗料を見つけていただければと思います。

国家規格で試験をしている塗料

いろいろな色の液体が入った試験管のイラスト

では塗料の耐久年数はどのようにして決まっているかご存知でしょうか?

塗料のカタログに記載されている期待耐用年数は、メーカーが各社独自の基準で設定する塗膜の持ちの目安になります。

そしてこの耐久年数を多くの方が塗料選びのポイントとして見ているのではないでしょうか。

『耐用年数を長く表記した塗料が良いに決まっている』と思うのが弊社も一般的な考え方だと思います。

ですが塗料メーカーが耐用年数を実際の年数より高く見積もっていたら・・・

そう考えることもできます。実際に正確ではない耐用年数を謳っている塗料も近年出てきているのが事実です。

ではそう言った不誠実をどうやって見抜くのか。それは耐用年数を正確に比較する正式な方法で試験をしているかどうかです。

耐候性試験

塗料の耐久年数を測るための代表的な耐候性試験を2つご紹介いたします!

1.屋外暴露試験(おくがいばくろしけん)

暴露台OER-1 – スガ試験機株式会社

屋外暴露試験とは塗料を実際に屋外で太陽の下に晒し、夏冬通しての環境状態で色の変化や劣化スピードなどの経年劣化の度合いを測定します。

暴露試験は塗料メーカーや塗装の施工業者が行います。

ただしこの方法は3年後の塗料の劣化を図るものになるので、測定するのに3年ほどの期間を要します。また、天候の厳しい地域での試験になります。(北海道・宮古島・千葉県など)

2.促進耐候性試験(そくしんたいこうせいしけん)

Ciシリーズ

促進耐候性試験とは、機械の中の板状のものに塗料を伸ばし、人工的に塗料の劣化を促進させて塗料の美観や耐候性などを測り、そこから製品の寿命を予測する試験になります。

まず耐候性というのは、太陽や雨などの自然環境によってもたらされた劣化に対する耐久性のことになります。それを人工的に促進させ劣化状態を見ていきます。

屋外暴露試験では試験の期間が3年という長い期間のため、開発から発売まで合わせると相当な期間を要してしまいます。ですので塗料メーカーの多くは期間が短く耐候性を評価できるこの促進耐候性試験を導入しています。

促進耐候性試験は人工的に自然に近づけている試験ため、耐久年数などはあくまでも参考指標になります。また耐久年数はその住まいの立地や天候状態(雨が多く降る地域など)によっても変わってきます。

キセノンランプ式試験(促進耐候性試験)

キセノンランプ式の耐候性試験は、屋外暴露試験の約30倍程度の促進倍率になっています。 またキセノンランプは国際的にも多く利用されいて且つ日本の国内でも自然環境の再現性の高さから、JIS A 6909(建築用仕上塗材)での耐候性区分に採用されています。

促進耐候性試験の中で主にメーカーなどから採用されている、国家規格であるキセノンランプ式試験は、様々な製品や材料の寿命を予測することを目的とした試験になります。

また耐用年数を正確に比較し、正式な方法で耐用年数を測定することができます。

キセノンランプ式を受けているかの確認方法

ではキセノンランプ式試験を受けている塗料はどうやったらわかるのか・・それは塗料カタログに試験名が記載されているので、それらを確認すればすぐにわかります。

多くのカタログにはJIS A 6909(建築用仕上塗材)と表記がありますのでご確認ください!

ただしキセノンランプ式の結果がそれほど高くないのにも関わらず、高い耐久年数を装っている塗料も出てきているので注意が必要になります!

心配であればいつでも翔工務店にご相談ください!

試験方法

次に上記でも少し説明しましたが試験方法を簡単にご説明いたします!

  1. 試験機内に塗膜を入れて光(太陽光を想定)の照射と水(雨水の想定)の噴射を行います。
  2. 自然環境に近い状態で塗膜にダメージを与えいき、塗膜表面の艶の低下を測定します。
  3. そして数週間後に結果が得られます。
自然環境の再現性と信用性が高いため、JIS A 6909(建築用仕上塗材)の耐候性区分に採用。

外壁塗料の比較

次にキセノンランプのクリア時間をもとに、塗料の持ちの良さを簡単ではありますが比較表でご紹介いたします!

メーカー 商品名

キセノンランプ

クリア時間

底汚染性 遮熱性
👑アステックペイント フッ素REVO1000 7000時間以上 ★★★ ★★★
アステックペイント シリコンREVO1000 6000時間以上 ★★ ★★★
アステックペイント スーパーラジカルシリコンGH 3500時間以上 ★★  
KFケミカル セミフロンスーパークリア 5000時間以上 ★★★  
エスケー化研 クリーンマイルドフッ素 5000時間以上 ★★★  
日本ペイント パーフェクトトップ 3000時間以上 ★★★  
エスケー化研 プレミアムシリコン 5000時間以上 ★★★  
エスケー化研 セラミシリコン 4000時間以上 ★★  
ロックペイント ユメロック 4000時間以上 ★★  
ロックペイント ハイパーユメロック 5000時間以上 ★★  

他にも表に入っていない塗料もありますがざっくり分けると上記の表になります。

また、上記の表はキセノンランプ式のクリア時間と底汚染性と遮熱性のみの評価となりますので、塗料の良し悪しを決めるものではありません!

☟よろしければ弊社のお勧め塗料もご紹介しておりますので合わせてご覧ください☟

弊社イチオシ塗料★アステックペイントの『次世代型ハイクラス塗料』のご紹介!

↑公開されたらリンク貼ります

まとめ

耐久年数がどのようにして決まっているのかをご紹介しましたが、年数が長いから良い、低いから悪い、というわけではありません。お住まいの日当たりや立地などでおすすめの塗料は変わってきます。

社はお客様と一緒にどの塗料が適しているかを相談し合い、お住まいに一番合った塗料をご紹介したいと思っております!

業者が自ら塗料を勧めるのではなく、たくさんある塗料の中でお住まいに合った塗料を絞り、提案し、その中から一緒に話し合って決めていただけたらと思います!

お住まいを今よりももっとより良い暮らしにさせていただくお手伝いをさせてください!

見積もり・点検はもちろん無料となります!

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