東京都台東区のマンション・アパートの修繕・改修は翔工務店にお任せください!
台東区のマンション・アパート・ビルの大規模修繕に対応
東京都台東区でマンション・アパート・ビルの大規模修繕をご検討中のオーナー様、管理組合様、管理会社様へ。
翔(かける)工務店は、仮設足場の設置から下地補修、外壁塗装、タイル補修、シーリング、屋上・バルコニー防水、屋根工事まで自社一括管理・自社施工で対応する外装修繕会社です。台東区でも、アパート・マンション・商業施設の大規模修繕や外装リフォームを数多く手がけています。
- 現地調査・お見積もりは完全無料(相見積もり大歓迎)
- 仮設足場から外装工事・屋根工事まで自社一括管理
- 外壁の色の検討には、カラーシミュレーションと試し塗りが可能
- 部分修繕・雨漏りの応急処置のみのご相談も可能
- 費用の目安/マンションは1戸あたり75万〜150万円(国土交通省の令和3年度調査で約7割がこの範囲、最多は100万〜125万円。消費税・共通仮設費を除く金額)。木造アパートなら1棟200万〜400万円が目安です。
- 周期の目安/12〜15年。ただし決めるのは年数ではなく劣化状況です。
- 台東区で特に効いてくるもの/台東区は、上野公園や谷中のある台地と、浅草・入谷などの低地に分かれ、低地には内水氾濫の履歴がある地区もあります。区には景観計画があり、一般の区域は高さ15m以上または延べ面積1,000㎡以上、谷中地域は高さ10m以上または延べ面積500㎡以上が対象規模で、外観を変える修繕や色の変更も対象行為です。谷中には木造住宅が密集する不燃化特区があり、狭い道と近隣との近さを前提にした搬入計画が欠かせません。
- 使えるお金/台東区・東京都には大規模修繕の工事費全体への補助金は見当たりませんが、区の計画修繕調査費助成(調査費の3分の1、上限あり)、共用部のバリアフリー化や耐震化の助成、融資の利子補給などがあります。多くの助成は区の管理組合登録が前提です。要件を満たせば固定資産税の減額(東京23区は2分の1。国の適用期限は令和9年3月31日までに完了した工事)も使える場合があります。
- 失敗しないコツ/最低3社の相見積もり。金額だけでなく数量・工法・材料まで並べて比べてください。
台東区で対応できる大規模修繕工事
大規模修繕は「外壁塗装だけ」「防水だけ」ではなく、足場をかけている間に建物全体の劣化をまとめて直す工事です。翔工務店では下記の工事をすべて自社で対応できるため、工程の調整や責任の所在が明確です。
| 工事の種類 | 主な内容 |
|---|---|
| 仮設足場工事 | 自社保有の足場材で自社の足場班が設置。メッシュシート・養生・落下防止対策まで対応 |
| 下地補修工事 | クラック補修、モルタル・タイルの浮き注入、爆裂(鉄筋露出)補修、欠損部の樹脂モルタル補修 |
| 外壁塗装工事 | 高圧洗浄、下塗り〜上塗りの3回塗り、付帯部(鉄部・樋・水切り等)塗装。ラジカル制御型・フッ素・無機塗料に対応 |
| タイル補修工事 | 破損タイルの張り替え、目地補修、タイル面のクリヤー防水(セブンS等) |
| シーリング工事 | サッシ廻り・外壁目地の打ち替え、増し打ち |
| 防水工事 | 屋上・ルーフバルコニー・共用廊下・階段のウレタン防水、塩ビシート防水、長尺シート張り |
| 屋根工事 | 屋根塗装、カバー工法、葺き替え、棟板金交換。板金技能士が在籍し工場などの大型屋根も対応 |
| 鉄部・金物工事 | 鉄骨階段・手すり・PS扉のケレン塗装、笠木・水切りの交換 |
| ドレン・排水まわり | ルーフドレンの清掃・改修(改修用ドレンの挿入)、樋の詰まり解消。豪雨のときに雨水が集まりやすい屋上・バルコニーでは特に重要な工事です |
| その他 | 雨樋交換、ドローンによる屋上・外壁調査、サーモグラフィーによる雨漏り調査、アスベスト含有建材の事前調査 |
建物診断から決める大規模修繕の工事範囲
上の工事をすべて行うとは限りません。どこまで工事するかは、建物診断の結果から決めます。翔工務店では無料の現地調査で下記を確認し、写真付きの劣化診断報告書にまとめたうえで、工事範囲をご提案します。
| 診断する部位 | 主な調査方法 | 診断結果で決まる工事範囲 |
|---|---|---|
| 外壁(塗装面) | 目視による確認、ひび割れの幅と塗膜の状態の確認 | ひび割れ補修の方法と数量、塗装の仕様(塗り替えか、既存塗膜を除去したうえでの塗装か) |
| 外壁(タイル面) | 打診調査。高所はドローンで確認 | 浮き注入・張り替えの範囲と概算数量、クリヤー防水が必要かどうか |
| シーリング | ひび割れ・痩せ・剥離・硬化の確認 | 打ち替えか増し打ちか、施工する目地の範囲 |
| 屋上・バルコニー・共用廊下 | 防水層の膨れ・破断、水たまり、ドレンの状態の確認 | 全面改修か部分補修か、工法(ウレタン防水・塩ビシート防水・長尺シート)、ドレン改修が必要かどうか |
| 雨漏り箇所 | サーモグラフィーカメラ、ドローンによる調査 | 原因箇所の特定と、優先して直す範囲 |
| 鉄部・屋根・付帯部 | サビ・腐食・浮き・割れの確認 | 塗装で済むか、部材交換やカバー工法が必要か |
| 敷地・周辺 | 擁壁・法面、樹木、搬入経路、駐車場の確認 | 足場の計画と仮設工事の範囲 |
台東区の大規模修繕で翔工務店が選ばれる理由
弊社が台東区の大規模修繕をお任せ頂ける理由は、「大規模修繕工事において他社に真似できない弊社の取り組み」があり、多くのお客様にご好評を頂いております。
1.外装リフォームに特化した設備
翔工務店では大規模修繕で行う外壁塗装や防水工事等を低コスト・ハイクオリティにご提供できるように、下記の倉庫や資材置き場を整えております。資材置き場やショールームは横浜市を中心に5つの拠点を整えております。
足場材の自社保有
大規模修繕で必要となる仮設足場の足場材を自社で保有し、自社で足場を組むことが可能です。
足場工事を外注せずに自社の足場班で行うことにより、足場工事代のコストカットにつながり、迅速で柔軟なご対応が可能となります。
およそ、戸建て100棟分の足場材を保有しております!
自社大型倉庫にて資材の保管
外装リフォームに使用する塗料や下地補修材などを保管しています。一度に大量の資材を発注することにより材料を安く仕入れることができます!また、常に在庫が揃っていますので緊急時もスピーディーな対応が可能です!
自社での廃材の分別
大規模修繕では廃塗料や金属、木材など様々な廃材が発生します。翔工務店では廃材を自社で分別してリサイクルすることにより、廃材費のコストカットにつなげています。
外装リフォーム専用ショールーム

ショールームではお打合せはもちろんのこと、実際の外装材のサンプルや色味を確認することが可能です。外壁塗装のカラーシミュレーションや遮熱試験機による遮熱性の確認も可能です!
2.自社一括管理と自社施工でコストを削減
翔工務店の大きな強みの一つが自社管理と自社施工です。
お問い合わせから工事完了まですべて翔工務店が一貫体制で管理することで、コストを抑えて高品質な大規模修繕が可能となります。また、お見積もりから施工完了まで一人の担当者がご対応します。営業担当や施工管理担当など担当が変わらないため、スムーズなやりとりが可能です。
仮設足場設置から外壁塗装、下地補修、防水工事、タイル修繕まで完全自社施工でご対応が可能です!専門の知識と経験のある者が各工程の検査や実際の施工を行います!
3.各種許可取得・技能士の在籍
建設業の許可や産業廃棄物収集運搬の許可も取得しています!国家資格の板金技能士や塗装技能士も在籍しており、施工技術に関しても自信を持っております。工場などの大規模な屋根工事も対応可能です!石綿作業主任者や建築物石綿含有建材調査者の有資格者も在籍しておりますので、アスベスト含有屋根材の取り扱いや事前調査も可能です。
4.保証とアフターメンテナンス

大規模修繕工事には「塗装工事」「下地補修工事」「防水工事」など、ほとんどの工事に保証が付きます!
アフターメンテナンスは毎年可能で、毎年お知らせのDMをお送りしております。
5.柔軟で迅速な対応
弊社はアパート・マンションの様々なトラブルや状況に対応できるように設備を整えております。
高所で確認できない外壁や屋上もドローンを活用し対応可能です!雨漏り調査の際はサーモグラフィーカメラを使用した調査も可能で、雨漏りの原因特定に役立ちます!
お客様のご希望に沿って対応させていただきます。急な雨漏りの応急処置のみも承っております!緊急時やお急ぎのご依頼も迅速にお伺いします!
6.人材育成
弊社のスタッフは技能向上のために様々な模型を自作し、実践的な研修を行っております。現場により様々な加工や技術が必要なため、各スタッフが対応できるように定期的に技術向上教育を行っております。大規模修繕工事の各工程で注意すべき点や確認箇所の教育も行っております。
7.ご入居者様や近隣の方々への配慮

大規模修繕工事の際は、ご入居者様への通知や近隣の方々へのご挨拶廻り・ご説明はもちろんのこと、エントランス等に掲示板を設置し工程表やお知らせを掲示します!また、入場者のマナー教育を徹底し、ご入居者様や近隣の方へなるべくご迷惑をお掛けしないように配慮させて頂きます。
8.品質管理の徹底

各工程ごとに責任者による検査と細かい施工写真の撮影を行います。各工程の検査には膜厚検査機やチェックシートを用いて検査漏れの無いように対策しております。外壁塗装や防水工事の際は、規定の数量の塗料を使用しているか確認するために使用済み塗料缶の数量を確認したり、塗料を自社発注することで施工不良を未然に防ぎます。もちろん使用済み塗料も必ず撮影しご報告いたします。
9.外壁塗装のカラーシミュレーション
9-1 セルフカラーシミュレーション

弊社の作成するシミュレーションは、お客様の実際のアパートや建物の写真からシミュレーションが可能です!お客様のスマホやパソコンでもシミュレーションが可能です。シミュレーションをしてからツートンカラーやイメージチェンジをすることでオシャレな外観になり、入居率の増加等のお役に立てればと思います!もちろん実際の色の確認として、塗板を手配することも可能です。
※台東区では、景観計画の対象行為に「外観を変更することとなる修繕もしくは模様替または色彩の変更」が含まれ、高さ15m以上または延べ面積1,000㎡以上(谷中地域は高さ10m以上または延べ面積500㎡以上)の建築物が対象規模です。区のご案内では、同じ色での塗り直しでも規模が該当すれば手続きが必要とされています。カラーシミュレーションの画面があると、自治会や管理組合の総会でのご説明がスムーズに進みます。
9-2 試し塗りで実際の色の確認!
実際に検討されている塗料のサンプルを発注して、お客様の外壁で試し塗り対応が可能です。試し塗りを行うことで、実際の色や艶が確認できます!
9-3 外装リフォームシミュレーション
アパートやマンションの下記の外装シミュレーションも可能です!
・外壁カラーシミュレーション(ツートンカラーも可能)
・金属サイディングを貼った場合のシミュレーション
・幕板やルーバーなどアクセント部材を使用した場合のシミュレーション
・屋根塗装や屋根葺き替え工事のシミュレーション
外装リフォームのシミュレーションで、イメージチェンジでの失敗のリスクを限りなく減らすことが可能です!アパートやマンションの外観をリフォームすることで、ご入居率の増加に役立てばと思います。
台東区の大規模修繕の費用目安
大規模修繕の費用は、建物の規模・劣化状況・工事範囲・使用材料によって大きく変わります。まずは公的な統計による全国の相場、次に弊社の施工実績にもとづく規模別の目安、最後に工事ごとの単価例をご覧ください。
マンションの全国相場は1戸あたり75万〜150万円
国土交通省が818件の工事事例を集計した実態調査(令和3年度)によると、大規模修繕の工事金額は1戸あたり75万〜150万円に約7割が集中しており、最も多い価格帯は100万〜125万円です。なお、この調査の金額には消費税と共通仮設費が含まれていないため、現在の税込みの工事総額とは条件が異なります。
| 1戸あたりの工事金額 | 割合 | 1戸あたりの工事金額 | 割合 |
|---|---|---|---|
| 〜75万円 | 15.1% | 125万〜150万円 | 17.4% |
| 75万〜100万円 | 24.7% | 150万〜200万円 | 9.1% |
| 100万〜125万円 | 27.0%(最多) | 200万円超 | 2.8% |
出典:国土交通省「令和3年度 マンション大規模修繕工事に関する実態調査」(200社・818件) ※金額は消費税相当額・共通仮設費を含みません。割合は端数処理・無回答分の関係で合計が100%になりません。
工事費の内訳(何にお金がかかっているのか)
| 区分 | 構成比 | 主な中身 |
|---|---|---|
| 建築系工事 | 60.3% | 外壁関係が約半分、防水関係が約3分の1。下地補修・タイル・塗装・防水 |
| 仮設工事 | 22.8% | 足場、メッシュシート、養生など(共通仮設費は含まない集計) |
| 諸経費 | 10.3% | 現場管理費・一般管理費・法定福利費等(9.5%)、大規模修繕瑕疵保険の保険料(0.8%) |
出典:国土交通省「令和3年度 マンション大規模修繕工事に関する実態調査」(2回目の大規模修繕工事の集計。全体の平均は建築系59.0%・仮設22.3%・諸経費9.9%)。※合計が100%にならないのは、設備系工事・外構・その他が含まれるためです。平均値であり、個別のお見積もりの適否を判断する基準ではありません。
建物規模別の費用目安(足場・下地補修・外壁塗装・防水・シーリング一式)
| 建物の種類・規模 | 費用目安 | 工期目安 |
|---|---|---|
| 木造アパート(2階建て・6〜10戸) | 200万〜400万円 | 3〜5週間 |
| 鉄骨・RCアパート(3階建て・10〜20戸) | 400万〜900万円 | 1〜2ヶ月 |
| 雑居ビル・小規模マンション(4〜5階建て) | 500万〜1,500万円 | 1.5〜3ヶ月 |
| 中規模マンション(30〜50戸) | 2,000万〜5,000万円 | 3〜5ヶ月 |
| 大規模マンション(100戸以上) | 1億円前後〜 | 6ヶ月〜 |
※上記は翔工務店の施工実績をもとにした概算で、屋根工事・鉄部工事・給排水管などの有無で変動します。マンションの場合、上記の全国統計(1戸あたり75万〜150万円)に戸数を掛けた金額も併せて目安にしてください。
仮設・下地補修・外壁・防水の費用内訳
大規模修繕の見積書は、大きく「仮設」「下地補修」「シーリング」「外壁塗装」「防水」「諸経費」に分かれます。総額を比べる前に、それぞれの項目が「何を・どれだけ・いくらで」計上されているかを確認してください。
| 項目 | 見積書で確認すること |
|---|---|
| 建物の前提条件 | 構造(木造・鉄骨・RC)、階数、戸数、外壁面積・防水面積。面積の根拠が図面なのか実測なのかも確認します |
| 共通仮設・足場 | 足場の面積と単価、メッシュシート・養生、仮設トイレなどの内容。国土交通省の令和3年度調査では、足場などの仮設工事が工事費の約2割を占めます(共通仮設費を除く集計) |
| 下地補修 | ひび割れ・浮き・爆裂など、補修方法ごとの数量と単価。足場を組むまで確定しない項目のため、概算数量か実数精算か、数量が増減したときの精算方法を確認します |
| シーリング | 打ち替えか増し打ちか、施工する長さ(m)、材料名 |
| 外壁塗装 | 塗装面積(㎡)、塗料のメーカー名・製品名・グレード、塗り回数、付帯部の範囲 |
| 防水 | 屋上・バルコニー・共用廊下など部位ごとの面積、工法、材料名、ドレン改修の有無 |
| 検査・報告 | 工程ごとの検査、施工写真、完了時の報告書と保証書が含まれているか |
| 諸経費 | 現場管理費・一般管理費・法定福利費などの内容と割合。国土交通省の令和3年度調査では平均で工事費の約1割ですが、建物の規模や条件で変わるため一律の基準ではありません |
| 税区分 | 金額が税込か税抜か。会社によって表示が異なるため、総額を比べる前に必ず揃えます |
修繕工事ごとの単価例
| 修繕方法 | 使用材料 | 費用 |
|---|---|---|
| タイル張り替え | 既存類似品タイル | 枚 / 2,000円〜4,000円 |
| タイル・モルタル浮き箇所の修繕 | エポキシ樹脂注入 | ㎡ / 3,000円〜5,000円 (度合いにより変動します) |
| タイル目地モルタル補修 | タイル目地用モルタル | ㎡ / 1,000円〜2,000円 (度合いにより変動します) |
| コンクリート爆裂箇所補修 | 鉄筋錆止め+樹脂モルタル | 箇所 / 1,000円〜2,000円 (度合いにより変動します) |
| クラック補修 | フィラー又はポリマーセメント | m / 100円〜2,500円 (度合いにより変動します) |
| 外壁塗装(3回塗り) | ラジカル制御シリコン塗料 | ㎡ / 2,500円〜3,500円 |
| 屋上ウレタン防水(通気緩衝工法) | 高強度ウレタン | ㎡ / 6,500円〜9,500円 |
| シーリング打ち替え | 変成シリコン | m / 900円〜1,500円 |
| 仮設足場 | 自社保有足場材(くさび式) | ㎡ / 700円〜1,000円 |
※費用や保証年数は形状・数量・下地の状態・材料の種類により異なります。詳しいお見積もりをご希望の場合はお気軽にお問い合わせください。お見積もりは完全無料です。
塗料と防水のグレードは「次の修繕までの年数」で選ぶ
「良い塗料=正解」ではありません。次の大規模修繕をいつやるかと、材料の耐用年数を合わせるのが、いちばんムダの出ない選び方です。
| グレード | 耐用年数の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
| シリコン/ラジカル制御型 | 10〜16年 | 12〜15年周期で回していく建物。費用と性能のバランスが良い選択です。耐用年数は製品により幅があるため、周期に合う製品仕様を選びます |
| フッ素 | 16〜20年 | 次の修繕を15年後以降に設定したい建物、足場代がかさむ高層・複雑形状の建物 |
| 無機 | 18〜22年 | 汚れの付着を抑えたい建物。北面や樹木に囲まれた面で藻・コケを抑えたい場合にも有効です |
| ウレタン防水(屋上) | 8〜15年 | 形状が複雑な屋上、既存防水層を活かして改修したい場合。トップコートの塗り替えなど途中の点検・補修が前提です |
| 塩ビシート防水 | 20〜25年 | 面積が広くシンプルな形状の屋上。工期が短く済みます |
| アスファルト防水 | 15〜20年 | 長い周期で計画したい屋上。1回あたりの費用は上がります |
※耐用年数は一般的な目安で、日照・立地・下地の状態によって前後します。日陰と湿気が多い面では、防藻・防カビ性能のある塗料を選ぶと持ちが変わります。
修繕積立金の目安と、足りないときの選択肢
国土交通省のガイドラインでは、修繕積立金の目安を専有面積あたりの月額で示しています。機械式駐車場がある場合は別途加算が必要です。
| 建物の規模(地上20階未満) | 月額の目安(平均値) | 事例の3分の2が収まる幅 | 70㎡での換算 |
|---|---|---|---|
| 建築延床5,000㎡未満 | 335円/㎡ | 235〜430円/㎡ | 約16,500〜30,100円 |
| 5,000〜10,000㎡ | 252円/㎡ | 170〜320円/㎡ | 約11,900〜22,400円 |
| 10,000〜20,000㎡ | 271円/㎡ | 200〜330円/㎡ | 約14,000〜23,100円 |
| 20,000㎡以上 | 255円/㎡ | 190〜325円/㎡ | 約13,300〜22,750円 |
出典:国土交通省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(令和6年6月改定・PDF)/全国平均は1戸あたり月13,378円(令和5年度マンション総合調査)
令和5年度のマンション総合調査では、36.6%の管理組合が「計画に比べて修繕積立金が不足している」と回答しています。不足している場合の選択肢は、大きく4つです。
| 選択肢 | 考え方と注意点 |
|---|---|
| ①工事時期の調整 | 劣化診断のうえで、緊急性の低い工事を次回に送る。ただし先送りできる工事とできない工事の切り分けが必須で、防水とタイル剥落対策の先送りは結果的に高くつきます |
| ②工事範囲・仕様の見直し | 塗料グレードの見直し、全面改修から部分改修への変更など。工程を飛ばす「見せかけの減額」とは分けて考えてください |
| ③補助金・税制の活用 | 省エネ改修の補助金など(後述)。固定資産税の減額は各区分所有者の税額が下がる制度で、管理組合の修繕資金が直接増えるものではありません |
| ④積立金の増額・借入・一時金 | 修繕積立金の増額を総会で検討するほか、住宅金融支援機構のマンション共用部分リフォーム融資は担保不要。管理計画認定の取得などで金利が引き下げられます |
台東区の大規模修繕で確認したい補助金・税制・融資
台東区・東京都には、大規模修繕の工事費全体を対象とした補助金は、確認できた範囲では見当たりません。ただし、区には計画修繕の調査費の助成や、共用部のバリアフリー化・耐震化の助成、各種相談の制度があります。使えるのは大きく分けて次の4種類です。制度の対象可否・受付状況は年度途中でも変わりますので、契約・着工前に必ず弊社または各窓口へご確認ください。(2026年10月9日時点)
| 種類 | 内容 |
|---|---|
| ①調査・相談への支援 | 区の計画修繕調査費助成、マンションアドバイザー利用助成、管理・修繕相談員の派遣、マンションよろず相談室、管理計画認定の窓口(台東区)。大規模修繕の前段階で使えます |
| ②目的別の工事補助 | 区の共用部バリアフリー化支援助成、マンション耐震化助成、アスベスト助成、脱炭素推進助成金(共用部LED照明)、賃貸住宅の断熱・再エネなど。大規模修繕に組み込んで使います |
| ③税制優遇 | マンション長寿命化促進税制による固定資産税の減額 |
| ④公的融資と利子補給 | 住宅金融支援機構のマンション共用部分リフォーム融資と、東京都の利子補給(マンション改良工事助成)。区には耐震改修向けの利子補給もあります |
① マンション長寿命化促進税制(固定資産税の減額)
一定の要件を満たす分譲マンションで長寿命化に資する大規模修繕(外壁塗装等工事・床防水工事・屋根防水工事の3種類すべて)を行うと、翌年度の建物の固定資産税額が減額されます。減額割合は国の範囲(6分の1〜2分の1)のなかで自治体が定めます。東京23区の固定資産税は都税で、東京都の減額割合は2分の1(1戸あたり100㎡相当分までの税額)です。
| 主な要件 | 築20年以上・総戸数10戸以上・専有部分の2分の1以上が居住用/過去に外壁塗装等・床防水・屋根防水をそれぞれ1回以上実施済み/次のいずれかに該当:①管理計画認定マンションで、令和3年9月1日以降に修繕積立金の額を認定基準まで引き上げたもの ②自治体から助言・指導を受け、長期修繕計画等を作成・見直した管理組合(助言・指導は希望すれば受けられるものではありません) |
|---|---|
| 減額割合 | 東京23区は2分の1。対象は1戸あたり100㎡相当分までの固定資産税額です |
| 工事の実施期限 | 令和5年(2023年)4月1日から令和9年(2027年)3月31日までに、外壁塗装等・床防水・屋根防水の3工事すべてが完了していることが条件です |
| 申告 | 工事完了日から3か月以内に、マンションが所在する区の都税事務所へ申告します(eLTAXによるオンライン申告も可能です)。管理者等が必要書類をまとめて提出すれば、各所有者の申告に代えられます。台東区は、台東都税事務所(電話 03-3841-1271)にご確認ください |
| 注意点 | 他の減額措置との併用はできず、1戸につき1回限りです。管理計画認定を取得するだけでは対象にならず、修繕積立金の引上げなどの要件があります。長期修繕計画の見直しも必要なため、工事の1年以上前から準備をおすすめします |
② 区と都の窓口(管理組合様はまずここから)
分譲マンションの管理計画の認定は、台東区が行っています。区の助成や相談の多くは、区の「管理組合登録制度」に登録済み(または登録予定)であることが前提で、届出書は持参・FAX・郵送・フォームで提出でき、期限はありません。窓口は、住宅課 マンション施策担当(区役所5階、電話 03-5246-9028)です。
| 窓口・制度 | 内容 |
|---|---|
| 管理計画認定制度の窓口(台東区) | 住宅課 マンション施策担当(電話 03-5246-9028)。区へ申請する前に、マンション管理士またはマンション管理センターの事前確認(事前確認適合証。通常1〜2か月)が必要で、申請は「管理計画認定手続支援サービス」の電子システムで行います。区の手数料は、認定申請が基本4,100円で、長期修繕計画が1つ増えるごとに1,800円が加算されます。事前確認の利用料はマンション管理センターへ10,000円で、審査料などが別途かかる場合があります。区独自の認定基準はなく、国の指針と同じ17項目です |
| マンション計画修繕調査費助成(台東区) | 調査費(税抜)の3分の1、または上限額の少ないほうを助成します。上限は、建物調査が50戸以下30万円・51〜100戸44万円・101戸以上67万円、給排水調査が100戸以下19万円・101戸以上29万円です。調査と経費が総会で決議されていること、過去10年以内に同じ調査項目の助成を受けていないこと、管理組合登録が条件です。令和8年度の受付状況は、区のページに記載がありませんので、窓口へご確認ください |
| マンションアドバイザー利用助成(台東区) | 築30年以上の分譲マンションの管理組合が、東京都防災・建築まちづくりセンターの「マンション建替え・改修アドバイザー制度」(B-1・B-2コースの一部)を使う場合に、派遣料の全額を助成します(資料代・会場代・キャンセル料は対象外)。事前申請と総会の決議が必要です |
| 管理・修繕相談員の派遣(台東区) | 弁護士・マンション管理士・一級建築士を派遣します。同じマンションで年4回まで、1回2時間までで、無料です(資料代・会場費は実費)。事前相談のうえ、利用の概ね3週間前までに申請します。先着順で、予算額に達するか2月末日の早いほうで締め切られます |
| マンションよろず相談室(台東区) | 弁護士・一級建築士による無料の予約制相談で、年6回、区役所5階の住宅課で開かれます(1組45分)。直近の予定は令和8年11月28日(募集開始は10月19日の予定)、令和9年1月21日、3月13日です |
| 耐震のご相談(台東区) | 住宅課 マンション施策担当(電話 03-5246-9028)。昭和56年5月31日以前に建築確認を受けた非木造のマンションの、アドバイザー派遣・耐震診断・補強設計・耐震改修を助成しています(詳しくは下の⑤をご覧ください)。申請は、対面の事前相談(要予約)が必須です |
| 固定資産税のご相談(台東都税事務所) | 電話 03-3841-1271(代表)。長寿命化促進税制の適用や申告の手続きをご確認ください。要件のひとつである「自治体からの助言・指導」を受けた管理組合の証明書の窓口と手数料は、区のページに記載が見当たりませんので、住宅課(電話 03-5246-9028)にご確認ください |
| 景観の手続きのご相談 | 都市計画課(景観担当、電話 03-5246-1377)です(詳しくは次章) |
出典:台東区「マンション支援制度」/台東区「管理組合登録制度」/台東区「管理計画認定」/台東区「マンション計画修繕調査費助成」/台東区「マンションアドバイザー利用助成制度」/台東区「管理・修繕相談員派遣制度」/台東区「マンションよろず相談室」 ※制度の窓口や受付状況は変わることがあります。
③ 管理計画認定制度(税制優遇・金利優遇の入口)
台東区が認定する制度で、認定を受けると住宅金融支援機構の「フラット35」とマンション共用部分リフォーム融資の金利引き下げ、そして長寿命化促進税制の要件のひとつを満たせます(認定だけで減税されるわけではありません)。認定基準は国のガイドラインに沿った項目が中心で、主な基準は、年1回以上の総会開催、管理規約の整備、管理費と修繕積立金の区分経理、滞納額が全体の1割以内、そして「計画期間30年以上かつ大規模修繕工事が2回以上含まれる長期修繕計画を、7年以内に作成・見直ししていること」などです。
※認定は5年ごとの更新制で、申請には総会の承認が必要です。手続きと認定基準の詳細は、区のホームページでご確認ください。
④ 国の省エネ支援|住宅省エネ2026キャンペーン
2026年度の変更点2025年度の「子育てグリーン住宅支援事業」は廃止され、後継の「みらいエコ住宅2026事業」に改組されました。また、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は令和7年度で終了し、令和8年度は実施されません。古い情報のまま資金計画を立てないようご注意ください。
みらいエコ住宅2026事業
| 対象 | 戸建・共同住宅を問わず、原則、平成28年12月31日以前に新築された既存住宅のリフォーム。管理組合・管理組合法人も共同事業者になれます(=共用部の改修に使えます)。賃貸住宅も対象 |
|---|---|
| 必須工事 | 開口部の断熱改修・躯体(床・壁・天井)の断熱改修・エコ住宅設備の設置の組み合わせが必須 |
| 補助上限 | 築年数と到達する省エネ性能により1戸あたり40万〜100万円(平成3年以前の住宅で義務基準相当に到達する場合が100万円) |
| 期間 | 交付申請は、原則として工事完了後に登録事業者(工事施工業者)が行います(発注者が自ら申請することはできません)。交付申請の予約は遅くとも2026年11月16日まで、交付申請は遅くとも2026年12月31日まで(予算上限に達し次第終了) |
先進的窓リノベ2026事業
| 対象 | 既存住宅(戸建・集合住宅)の内窓設置・外窓交換・ガラス交換など、高断熱窓への改修。集合住宅は「低層」「中高層」に区分して補助単価が設定されています |
|---|---|
| 集合住宅の一括申請 | 2026年5月29日から「集合住宅の一括での交付申請(予約含む)」の受付が始まりました。申請手続きは登録事業者(窓リノベ事業者)が行い、管理組合が自ら申請することはできませんが、全戸分をまとめて申請できるため、大規模修繕に合わせた窓・玄関ドア改修と相性が良い制度です |
| 補助上限 | 住宅は1戸あたり100万円(2025年度の200万円から変更)。240㎡超の非住宅は1棟1,000万円 |
| 期間 | 2025年11月28日以降に着手した工事。交付申請は工事完了・引渡し後に行い、予約は遅くとも2026年11月16日まで、交付申請は遅くとも2026年12月31日まで(予算上限に達し次第終了) |
⑤ 東京都・台東区の補助金・支援
| 東京都 マンション改良工事助成(利子補給) | 都内の耐火構造の分譲マンションの管理組合が、住宅金融支援機構の「マンション共用部分リフォーム融資」を利用する場合に、東京都が利子補給を行い、機構の金利を1%低くします(利子補給の期間は最大20年)。令和8年度の第2期は令和8年10月1日から令和9年2月19日までで、各期の申込が2,500戸または予算額に達した時点で締め切られます(窓口・郵送の先着順)。旧耐震基準(昭和56年5月31日以前)の建物は耐震診断の実施が必要です。窓口は都住宅政策本部 マンション課(電話 03-5320-7532)です |
|---|---|
| 東京都 賃貸住宅の断熱・再エネ集中促進事業 | 賃貸住宅の1棟所有者等が対象です。高断熱窓(上限30万円/戸)、高断熱ドア(上限27万円/戸)、壁・床等の断熱材改修(上限60万円/戸)は補助率3分の2で、省エネ性能の診断・表示は上限120万円/棟です。太陽光発電・蓄電池も対象で、既存の賃貸住宅の陸屋根に太陽光を設置する場合は、防水工事の上乗せ(18万円/kW)があります。助成金の事前申込は令和8年5月29日から令和9年3月31日までで、申込総額が上限に達した時点で終了します。工事は、東京都環境公社「クール・ネット東京」に登録された事業者が行うことが要件です |
| 台東区 マンション共用部分バリアフリー化支援助成 | 区内の非木造・耐火建築物のマンションで、共用部分や敷地内の段差解消(スロープ)・手すりの取付けなどを行う場合に、工事費(税抜)の3分の1以内(上限50万円)を助成します。東京都の施設整備マニュアルに沿うこと、延べ面積の2分の1以上が居住用であること、他の助成を受けていないこと、管理組合登録などが条件です。受付期間と令和8年度の状況は、区のページに記載がありません。窓口は住宅課 マンション施策担当(電話 03-5246-9028)です |
| 台東区 マンション耐震化助成 | 昭和56年5月31日以前に建築確認を受けた非木造のマンションなどが対象です。アドバイザー派遣は1回2万円まで(同一マンション5回まで)、耐震診断と補強設計は費用の2分の1(延べ面積1,000㎡以上で地階を除く3階以上は200万円以内)、耐震改修は2分の1(1,000㎡未満は上限250万円、1,000㎡以上で3階以上は上限1,500万円)です。申請は対面の事前相談(要予約)が必須で、原則として同じ年度内に申請と完了が必要です。区のページに添付されているパンフレットは令和7年度版ですので、令和8年度の内容は窓口へご確認ください |
| 台東区 アスベストの調査・除去の助成 | 露出した吹付材のある住宅・共同住宅などが対象で、申請者に管理組合(法人を除く)が含まれます。助成は費用の2分の1で、調査は上限10万円(簡易調査のみは1万円)、除去・封じ込め・囲い込みの対策工事は共同住宅で上限100万円です。工事前の申請が必要で、解体を伴う場合は対象外です。受付期間と令和8年度の状況は、区のページに記載がありません。窓口は建築課 監察担当(電話 03-5246-1340)です |
| 台東区 脱炭素推進助成金 | 共同住宅で対象になるのは、共用部のLED照明(経費の50%、上限75万円)です。窓・外壁の断熱改修や高反射率塗料(いずれも20%、上限15万円)は「住宅」向けの項目で、共用部が対象かどうかは区のページに記載がありません。令和8年度の受付(前期・後期)は終了しており、交付申請の期限は令和9年2月15日です。窓口は環境課 普及啓発担当(電話 03-5246-1281)です |
| 東京都 特別養護老人ホーム等の改修費補助 | 高齢者施設(特別養護老人ホーム等)の改修を支援する制度です。分譲マンションや賃貸住宅は対象ではありません。対象と受付状況は、東京都の解説動画や担当窓口でご確認ください |
※区の「住宅修繕資金融資あっせん」は、新規の受付を令和7年3月31日で終了しています。区の「民間施設緑化推進助成金」(屋上緑化1㎡あたり2万円、壁面緑化1㎡あたり5,000円、合計上限50万円)は、管理組合の明記がなく、敷地や建物の規模の条件があります。外壁塗装だけを対象とした区の助成は、確認できた範囲では見当たりません。都の「東京とどまるマンション補助」や旧耐震向けの緊急対策事業など、ほかの都の制度もありますので、該当しそうな場合は窓口でご確認ください。賃貸住宅の断熱・再エネ集中促進事業は、事業者の要件など細かな条件があります。契約前に必ず条件をご確認ください。
⑥ 融資制度(住宅金融支援機構 マンションすまい・る融資)
管理組合が大規模修繕の資金を借り入れる場合、住宅金融支援機構の「マンション共用部分リフォーム融資(マンションすまい・る融資)」が利用できます。
| 対象工事 | 大規模修繕、耐震改修、浸水対策、省エネ対策、バルコニー補修、昇降機・駐車場の安全対策、アスベスト対策、専門家による診断・調査設計費用まで |
|---|---|
| 担保 | 担保不要(マンション管理センター等が連帯保証) |
| 返済期間 | 原則1〜10年、特定工事の実施で1〜20年、管理計画認定を取得のうえ耐震・浸水・省エネ工事を行う場合は最長35年 |
| 金利引下げ | ①すまい・る債の保有 ②管理計画認定の取得 ③耐震・浸水・省エネ工事の実施で、それぞれ年0.2%(最大年0.6%)引き下げ |
| 主な要件 | 管理規約の整備、総会での決議、修繕積立金の滞納率が原則10%以内。申込は通年受付 |
火災保険が使えるケースと、使ってはいけないケース
台風・強風による屋上防水シートや笠木・フェンスの飛散、雹害、落雷など「偶然の事故」による損害は、火災保険の対象になる場合があります。劣化診断の際に、事故による損傷と経年劣化を切り分けて記録しておくことが大切です。
一方で、経年劣化そのものは対象外です。「保険金で自己負担なく修理できます」と勧誘する業者によるトラブルが全国で多発しており、国民生活センターも繰り返し注意を呼びかけています。虚偽の申請は保険金詐欺に問われます。申請の可否は、必ず管理組合様・オーナー様ご自身から保険会社・代理店に直接ご確認ください。翔工務店では、そのようなご案内は一切いたしません。
台東区の建物事情と修繕のポイント
台東区は、23区で最も面積の狭い区で、上野公園や谷中のある台地と、浅草・入谷など隅田川側の低地に分かれます。昼間人口が夜間人口を大きく上回る、商業・業務の集まる区でもあります。ただし、これは区全体の数字です。ご自身の建物の築年数と劣化状況は、現地調査で個別に確認します。
(令和8年・区公表の住民基本台帳)
(令和8年・区公表の住民基本台帳)
(23区で最も狭い)
(令和2年国勢調査。夜間人口は211,444人)
(平成30年の区の実態調査)
出典:台東区「世帯と人口」/台東区「面積」/台東区住宅マスタープラン第1章/台東区「マンション実態調査報告書」 ※人口・世帯数は区の公表値で、基準日は区のページでご確認ください。分譲マンションの数は、マンションリスト(2018年3月)と現地調査(2018年8〜9月)にもとづく集計です。
台東区の地形と建物を、修繕の目線で整理すると
下の表は、区や都の公表資料で確認できた項目だけをまとめたものです。区全体の数字から、個々の建物の事情は決められません。
| 項目 | 確認できる内容 | 修繕を考えるときの見方 |
|---|---|---|
| 地形 | 区の資料では、上野は上野台地(上野公園)とそれ以外の低地、谷中は台地が多く、旧愛染川の谷筋に住宅があります。浅草・中部は浅草寺周辺を除く低地で、入谷は低地で内水氾濫を繰り返した地区があります。区の避難方針ガイドには、低地は氾濫平野、北西部は台地で標高が高いという趣旨の記載があります。土砂災害警戒区域は、谷中地域と池之端地域の一部に指定されています | 低地では、雨水の排水が滞りやすくなります。台地と低地の境の建物では、屋上・バルコニーの排水と、外構や擁壁まわりの状態も点検項目に入れます |
| 水害の想定 | 区は、荒川・神田川・内水氾濫・高潮・土砂災害のハザードマップを作成しており、令和8年5月に改訂しています。区全域の想定最大浸水深と継続時間は、確認できた範囲では示されていません。区の避難方針ガイドでは、記載例の地区で、荒川の氾濫は浸水深0.5〜3.0m未満・浸水が2週間以上続く、神田川の氾濫・内水・高潮は0.2〜1.0m未満・数時間程度とされています。平成26年9月には、台東区付近で記録的短時間大雨情報が出され、集中豪雨による浸水被害が発生しました | ご自身の建物の位置での想定は、区のハザードマップでご確認ください(危機・災害対策課 電話 03-5246-1092)。電気室やポンプなどの設備の位置は、修繕計画の段階で共有しておくと安心です |
| マンションの数と築年 | 区の実態調査(平成31年3月報告、2018年時点)では、区内の共同住宅は4,459棟(分譲1,844棟・53,938戸、賃貸2,615棟)で、分譲の1棟あたりの平均は29.3戸です。築年別の内訳は下の表のとおりです。築30年超・40年超の公式な集計は、この報告書にはありません。管理適正化推進計画は住宅マスタープランに含まれ、計画期間は令和7〜16年度です | 調査から年数がたっているため、現在の築年別の数は変わっています。築年の古い建物では、2回目・3回目の大規模修繕を迎える時期に差しかかります。長期修繕計画と積立金の見直しを早めに進めておくと、選択肢が広がります |
| 谷中の木造住宅の密集と不燃化特区 | 谷中二・三・五丁目(計28.7ha)は、平成26年4月に不燃化特区に指定されています。区の整備プログラムでは、不燃領域率は49.8%(令和元年12月)、昭和56年以前の老朽木造建物は48.2%、面積100㎡未満の小規模敷地は56.8%で、幅員4m未満の狭あい道路が多いとされています。老朽建築物の除却助成の上限は300万円です(令和8年4月1日以降の申請分) | 道が狭く建物が近接する現場では、大型車が入れないことがあります。搬入ルートや足場の割付を現地で確認します |
| 商業・業務の混在 | 区の資料では、浅草は商業・業務が多く、住宅と商業が混在する併用住宅が多い、谷中は住宅の床面積比率が区内で最も高い、南部(蔵前・小島・鳥越)は戦災被害がなく狭小建物が密集している、とされています(平成28年の区資料)。令和3年の経済センサスでは、卸売業・小売業が最も多い産業です | 1階が店舗で上階が住宅の建物や、雑居ビル、店舗併用の建物も多くなります。営業時間や出入りに合わせた工程と動線の計画が欠かせません |
| 景観のルール | 区の景観計画(令和8年3月改定、令和8年6月1日施行)があります。建築物は、一般の区域で高さ15m以上または延べ面積1,000㎡以上、景観形成特別地区のうち谷中地域で高さ10m以上または延べ面積500㎡以上が対象規模で、「外観を変更することとなる修繕もしくは模様替または色彩の変更」が対象行為に含まれます。景観形成特別地区は、上野恩賜公園周辺、旧岩崎邸庭園、隅田公園周辺、浅草寺周辺、浅草六区地区、谷中地域の6つです | 外壁の塗り替えが届出の対象になるかは、建物の規模と場所で決まります(下の表をご覧ください) |
| 地区計画・風致地区など | 区内には、谷中地区、東上野四・五丁目地区、御徒町駅周辺地区、秋葉原地区、浅草六区地区の地区計画があります。上野公園周辺は風致地区で、区内はほぼ全域が防火地域または準防火地域です。谷中・根岸の一部の準防火地域では、新築や建替えの際に都の建築安全条例の新たな防火規制がかかります | 地区計画や風致地区の区域では、外壁の色などに別の定めがある場合もあります。調査の段階で、建物の場所を確認します |
分譲マンションの築年別の棟数(平成30年の区の実態調査)
| 建築時期 | 棟数 | 戸数 |
|---|---|---|
| 1970年以前 | 46棟 | 1,297戸 |
| 1971〜1980年 | 262棟 | 6,412戸 |
| 1981〜1990年 | 438棟 | 9,791戸 |
| 1991〜2000年 | 406棟 | 10,083戸 |
| 2001〜2010年 | 400棟 | 14,558戸 |
| 2011年以降 | 291棟 | 11,784戸 |
出典:台東区「マンション実態調査報告書」 ※1980年以前は308棟・7,709戸で、分譲全体(1,844棟・53,938戸)のおよそ17%・14%です(区の集計から算出)。調査時点(2018年)の数字で、現在の築年別の数は変わっています。
台東区ならではの、大規模修繕で押さえたい4つの要因
台東区の地形と街の成り立ち、街のルールから、大規模修繕で押さえておきたい要因を4つに整理しました。建物ごとの事情は異なりますので、現地調査で個別に確認します。
① 台地と低地、内水と排水
上野・谷中の台地と、浅草・入谷などの低地では、雨水の流れ方が違います。入谷や竜泉三丁目、千束、三ノ輪二丁目、小島・鳥越の一部には、内水被害の履歴がある地区として区の資料に挙げられています(調査年の記載はありません)。これは区の資料の整理であり、建物ごとの浸水の想定は位置によって異なります。屋上やバルコニーでは、豪雨のときにルーフドレンや樋が詰まると、水たまりや雨漏りの引き金になります。ドレンの点検・清掃を行い、状態に応じて改修を工事項目に入れることをおすすめしています。
② 谷中の細い道、店舗併用・雑居ビルの動線
谷中には木造住宅の密集する不燃化特区があり、幅員4m未満の狭あい道路が多い地区です。浅草や上野周辺には、店舗や事務所と住宅が混在する建物も多くあります。大型車が入れなかったり、営業中の店舗や歩行者の動線と工事の動線が重なったりします。自社の足場班が現地を見て、搬入ルートと足場の割付を計画し、挨拶廻り・工程表の掲示・作業時間の厳守を徹底します。足場や仮囲いを道路にかける場合は、道路占用の許可が必要です。
③ 景観の届出は、規模と場所で変わる
台東区の景観計画では、一般の区域は高さ15m以上または延べ面積1,000㎡以上、谷中地域は高さ10m以上または延べ面積500㎡以上の建築物が対象規模で、外観を変更することとなる修繕や色彩の変更が対象行為に含まれます。区のご案内では、同じ色での塗り直しでも規模が該当すれば手続きが必要とされています。塗装だけの工事が対象規模の判断にどう当てはまるかは、窓口でのご確認が必要です。色は、各立面の80%以上を基本色とし、強調色は20%以下とする基準があります。事前協議は届出日の30日前まで、届出は確認申請の30日前までが目安ですので、工程に手続きの期間を織り込んでおくことが大切です。弊社でも、調査時に対象かどうかを併せてお調べします。
④ 築年の古いマンションと、管理組合の登録
区の実態調査(2018年)では、分譲マンションのうち1980年以前の建築は308棟・7,709戸でした。築年の古い建物では、下地補修やタイル・防水の劣化が重くなりやすいため、早めの建物診断が役に立ちます。区の助成の多くは、管理組合登録制度への登録が前提です。登録に期限はありませんので、修繕の検討を始める段階で、登録の状況も併せてご確認ください。
出典:台東区「都市計画マスタープラン策定委員会資料(平成28年12月)」/台東区「避難方針ガイド」/台東区「ハザードマップ」/台東区「不燃化特区」/台東区「新たな防火規制」/台東区「地区計画」/台東区「区内の制限の概要」/台東区「住宅マスタープラン」
景観の手続きが必要になる場合(建築物)
台東区内で外壁の塗り替えなどを行う場合に関わる、区の景観計画の手続きは、次のとおりです。
| 区域・規模 | 対象になる行為 | 手続き |
|---|---|---|
| 一般の区域 高さ15m以上、または延べ面積1,000㎡以上 |
新築・増築などのほか、外観を変更することとなる修繕もしくは模様替または色彩の変更 | 台東区への事前協議(届出日の30日前まで)と届出(確認申請の30日前まで)。確認申請の60日前が目安です |
| 景観形成特別地区のうち谷中地域 高さ10m以上、または延べ面積500㎡以上 |
同上 | 同上。規模の要件が一般の区域と異なります |
| そのほかの景観形成特別地区 上野恩賜公園周辺/旧岩崎邸庭園/隅田公園周辺/浅草寺周辺/浅草六区地区 |
地区ごとに規模の要件や基準が定められています | ご自身の建物の場所が対象かどうかは、都市計画課(景観担当、電話 03-5246-1377)にご確認ください |
| 地区計画の区域 谷中/東上野四・五丁目/御徒町駅周辺/秋葉原/浅草六区 |
地区ごとに別の定めがある場合があります | 区の都市計画課や建築課にご確認ください |
出典:台東区「景観計画」/台東区「景観手続きのご案内」/台東区「景観のよくある質問」 ※規模は建築物の場合です。塗装だけの工事が対象になるかどうか、特別地区ごとの規模、色彩の基準は、区の景観計画と窓口でご確認ください。
工事を進めるうえで、台東区で論点になりやすいこと
| 論点 | 台東区での実情と、翔工務店の対応 |
|---|---|
| 外壁の色と景観の届出 | 建物の規模や場所によっては、外観を変える修繕や色彩の変更が、区の景観計画の手続きの対象になります。調査の段階で対象かどうかを確認し、カラーシミュレーションと試し塗りで色を決めたうえで、届出に必要な図書の準備もお手伝いします。 |
| 雨水の排水とドレン | 低地には内水被害の履歴のある地区があります。豪雨のときの排水が大切です。ルーフドレン・樋・バルコニーの排水口を調査で確認し、詰まりや防水層の傷みがあれば工事項目に入れてご提案します。 |
| 足場・仮囲いの道路占用 | 足場や仮囲い、朝顔を区道にかける場合は、道路占用の許可が必要です。区の案内では、申請は占用開始の14日前までで、許可までは通常7〜10日、歩道の有効幅は1.5m以上を確保するとされています(道路管理課 占用担当、電話 03-5246-1303。都道は東京都第六建設事務所、電話 03-3882-1232)。自社の足場班が現地を見て、許可の条件に合う足場の割付を計画します。 |
| 資材の搬入と足場・駐車場 | 谷中や下町の細い道では、隣地との距離が近く、大型車が入れないことがあります。自社の足場班が現地を見て、搬入ルートを計画します。足場をかける面の車両は一時的に移動が必要なため、着工の2〜3か月前から移動先を一緒に段取りします。 |
| 店舗・事務所が入る建物 | 1階が店舗、上階が住宅の建物や雑居ビルでは、営業時間や出入りへの配慮が必要です。自治会や管理組合、テナントを通じた事前のご説明をおすすめし、挨拶廻り・工程表の掲示・作業時間の厳守を徹底しています。 |
| 築年の古い建物の計画 | 築年の古い建物では、下地やタイル、防水層の状態を建物診断で把握することが出発点です。写真付きの劣化診断報告書をもとに、今回直す工事・足場があるうちにまとめる工事・次回に送れる工事を仕分けてご提案します。区の助成は、管理組合登録が前提のものが多いため、登録の状況も併せてご確認ください。 |
※翔工務店は横浜市を中心に5つの拠点を整えており、台東区へお伺いします。
大規模修繕が必要となる劣化症状と時期
一般的に大規模修繕は12〜15年周期が目安とされています。国土交通省の実態調査でも、実際の修繕周期は13年が最も多く、全体の約7割が12〜15年に収まっており、回数を重ねるほど周期は短くなる傾向です。とはいえ実際に判断するのは年数ではなく劣化状況ですので、下記のような症状が見られる場合は、早めの現地調査をおすすめします。
| 部位 | 放置すると危険な劣化サイン | 主な対処 |
|---|---|---|
| 外壁(塗装面) | チョーキング(手に白い粉が付く)、色あせ、幅0.3mm以上のクラック、塗膜の膨れ・剥がれ | 下地補修+外壁塗装 |
| 外壁(タイル面) | タイルの浮き・剥落、目地の欠け、白華(エフロ)、打診で浮き音がする | 浮き注入・張り替え・クリヤー防水 |
| シーリング | 目地のひび割れ、痩せ、剥離、硬化 | 打ち替え |
| 屋上・バルコニー | 防水層の膨れ・破断、水たまり、ドレン詰まり、下階への雨漏り | ウレタン防水・シート防水・ドレン改修 |
| 鉄部・鉄骨階段 | サビ、塗膜剥がれ、踏板の腐食 | ケレン+錆止め+塗装、部材交換 |
| 屋根 | 棟板金の浮き、スレートの割れ・反り、コケ、瓦のズレ | 屋根塗装・カバー工法・葺き替え |
| コンクリート | 爆裂(鉄筋が露出しサビ汁が出る)、ひび割れからの漏水 | 爆裂補修・樹脂モルタル充填 |
| 共用廊下・階段の床 | 長尺シートの浮き・剥がれ・端部の口開き、下地の露出 | 長尺シート張り替え・下地防水 |
部位ごとの修繕周期の目安(国土交通省ガイドライン)
| 部位・工事 | 周期の目安 | 部位・工事 | 周期の目安 |
|---|---|---|---|
| 外壁塗装(塗り替え) | 12〜15年 | シーリング打ち替え | 12〜15年 |
| 外壁塗装(既存除去+塗装) | 24〜30年 | 鉄部塗装 | 5〜7年 |
| 屋上防水(補修・修繕) | 12〜15年 | 給水管(更生/取替) | 19〜23年/30〜40年 |
| 屋上防水(撤去・新設) | 24〜30年 | 排水管(更生/取替) | 19〜23年/30〜40年 |
※上記はガイドラインの参考例で、一律の施工期限ではありません。実際の周期は建物の仕様・立地条件・劣化状況などに応じて設定します。
出典:国土交通省「長期修繕計画作成ガイドライン」(令和6年6月改定・PDF)/国土交通省「令和3年度 マンション大規模修繕工事に関する実態調査」
大規模修繕の施工事例
翔工務店が手がけた雑居ビルの外装修繕工事の事例です。雨漏りが数ヵ所から発生していた建物で、タイル外壁のクリヤー防水と屋上防水を組み合わせて改修しました。
雑居ビルの外装修繕工事(タイル外壁防水+屋上防水)
| 工事内容 | 破損タイル一部張り替え/付帯部塗装(配管・水切り)/屋上防水工事(ウレタン防水)/外壁タイル防水(セブンS)/サッシ廻りシーリング工事/外壁タイルモルタル目地補修/ツタ撤去 |
|---|---|
| 新規使用材料 | 外壁タイル:國代タイル/付帯部塗装:ラジカルシリコン塗料/屋上防水:高強度ウレタン(サラセーヌA)/外壁タイル防水:セブンS |
| 価格帯 | 400万〜410万円 |
| 工事期間 | 45日 |
| 所在地 | 非公開 |
| 工事までの経緯 | 外壁や屋上など数ヵ所からの雨漏りが発生していた為、外壁全体の防水をご提案させて頂きました。セブンSはタイル外壁用のクリヤー防水材で、費用はやや高めですが防水性が高い為、外壁数ヵ所から雨漏りが発生している場合におすすめの防水材です。 |
お客様の声
現地調査から工事完了までの流れ
お問い合わせから工事完了・アフターメンテナンスまで、一人の担当者が一貫してご対応します。管理組合様の場合、総会での決議が必要になりますので、着工を希望される時期の1年〜1年半前から動き出すと余裕を持って進められます。
- お問い合わせ(無料)お電話・フォーム・LINEからご連絡ください。他社のお見積もりをお持ちの場合は、そのご提示だけでも大丈夫です。
- 現地調査・建物診断(無料)外壁の打診調査、クラック・シーリング・防水層の確認、必要に応じてドローンやサーモグラフィーで屋上・高所・雨漏り箇所を調査します。台東区の物件では道幅や隣地との距離、搬入経路・駐車場、屋上・バルコニーの排水の状況も併せて確認します。
- 調査報告書・お見積もりのご提出写真付きの劣化診断報告書と、工事項目ごとに数量・工法・材料を明記したお見積もりをお渡しします。複数プランのご提案も可能です。
- プラン決定・ご契約カラーシミュレーションや塗板・試し塗りで色味を確認。管理組合様の場合は総会向けの資料作成もお手伝いします。台東区の景観計画の届出が必要な建物では、届出の手続きと色彩の考え方も併せてご説明します。
- ご入居者様・近隣へのご案内工事のお知らせ配布、近隣への挨拶廻り、エントランスへの掲示板設置(工程表・洗濯物情報)を行います。駐車場の一時移動が必要な場合は、この段階で調整します。
- 仮設足場設置〜各工事自社足場班が足場を設置し、高圧洗浄→下地補修→シーリング→外壁塗装・タイル補修→防水→鉄部・付帯部の順に施工。各工程ごとに責任者が検査し施工写真を撮影します。
- 完了検査・足場解体・お引き渡しお客様立ち会いのもと仕上がりを確認し、施工写真・使用塗料の報告書と保証書をお渡しします。
- アフターメンテナンス毎年ご案内のDMをお送りし、毎年点検が可能です。部分的なシーリング等の簡易補修は無償で対応しています。
入居者対応・追加工事承認・検査報告
工事そのものと同じくらい大切なのが、「いつ・何を・どの資料でご報告するか」です。翔工務店では、次の4つの場面で資料とご報告をお出しします。
| 場面 | お渡しするもの・行うこと |
|---|---|
| 着工前 建物診断 |
写真付きの劣化診断報告書をお渡しします。劣化箇所と、ご提案する工事範囲の根拠をまとめた資料です |
| 着工前〜工事中 入居者様・近隣へのご案内 |
工事のお知らせの配布、近隣への挨拶廻りを行い、エントランスの掲示板で工程表と洗濯物情報をご案内します |
| 工事中 追加工事の承認 |
足場を組んでから判明した劣化は、写真と数量・金額をご提示し、ご承認をいただいてから施工します |
| 工事中〜完了時 検査報告 |
各工程ごとに責任者が検査し、施工写真を撮影します。完了時はお客様立ち会いのもと仕上がりを確認し、施工写真・使用塗料の報告書と保証書をお渡しします |
※管理組合様の場合、追加工事をどなたが承認するか(理事長・修繕委員会など)と、承認が必要になる金額の目安を、ご契約の前に決めておくとスムーズです。
工事中の暮らしはどうなる?入居者様への影響
大規模修繕はお住まいになったまま進めるのが原則です。とはいえ、足場がかかっている間は生活に制限が出ます。事前にお知らせしておくだけでトラブルの大半は防げますので、翔工務店では工事前の説明と掲示を徹底しています。
| 影響すること | 実際どうなるか/弊社の対応 |
|---|---|
| 洗濯物 | 高圧洗浄・塗装・防水の日は外干しができません。「今日はどの面が作業か」を掲示板と各戸ポストでご案内し、干せる日をできるだけ確保します |
| 窓の開閉 | 洗浄日と塗装日のほか、養生・乾燥・防水作業などの工程でも窓を開けられない場合があります。工程ごとにご案内しますので、掲示とお知らせをご確認ください。連続で閉め切りにならないよう工程を組みます |
| バルコニー | 床防水や手すり塗装の際は、私物・植木・エアコン室外機まわりの一時的な移動をお願いします。時期は各戸ごとに事前にお知らせします |
| 音とにおい | 下地補修(斫り・ドリル)の時期がもっとも音が出ます。作業時間は原則8時〜17時、日曜・祝日は作業を控えるなどご要望に合わせます。塗料は低臭タイプの選定も可能です |
| 防犯・プライバシー | 足場は侵入経路になり得ます。メッシュシートで視線を遮り、夜間は足場の昇降階段に施錠・センサーライトを設置するなどの対策が可能です。入場者のマナー教育も徹底しています |
| 駐車場 | 足場をかける面の車両は一時移動が必要です。移動先の確保に時間がかかることがあるため、着工の2〜3か月前から移動先の確保を一緒に進めます |
| ペット・小さなお子様・在宅ワーク | 音に敏感なご事情は、事前にお知らせいただければ作業日の調整で配慮できる場合があります。遠慮なくお申し付けください |
| 賃貸中のお部屋 | オーナー様には、入居者様向けのお知らせ文面の作成もお手伝いします。工事による入居率への影響を心配される場合は、カラーシミュレーションでイメージチェンジを併せてご提案します |
大規模修繕業者の選び方と発注方式
台東区を対応範囲とした大規模修繕業者は多く、どの業者を選ぶとよいのか迷われると思います。アパート・マンション・ビルの改修を依頼する際には、以下の4点を確認しましょう。
●大規模修繕の経験が豊富にあること
●保証やアフターメンテナンスの有無を確認すること
●複数の業者から相見積もりをとること(最低3社)
●自社管理か確認すること
大規模修繕の経験が豊富にあること
大規模修繕業者はホームページを持っていることが多く、外装リフォームの施工実績を掲載しています。修理内容を写真付きで詳しく解説していると、実際に依頼した際の参考にできるため安心感があります。
Googleや口コミサイトの評価を、大規模修繕業者を比較する際の参考にすることも効果的です!悪評が多い場合は注意が必要です。口コミが少ない場合は、施工実績や説明の内容、管理体制なども合わせて確認しましょう。
大規模修繕工事は施工自体ももちろんですが、ご入居者様や近隣住人の方々とのトラブルも発生しやすいため、掲示板等で工事の進捗状況の報告や洗濯物情報などを掲示し、トラブルを未然に防ぐ必要があります。翔工務店は外装工事を得意としているため、アパート・マンションの外装リフォームのご依頼も多く頂いております。
保証やアフターメンテナンスの有無を確認すること
大規模修繕会社を選ぶ際には、保証の有無を確認しましょう。工事後に万が一雨漏り等の不具合が発生した場合に、施工業者からの雨漏り保証があれば無償で修理してもらえるため安心です!保証期間を設けている会社は施工に自信を持っている証拠とも言えるため、業者選びの判断基準にもなります。
保証期間は業者や工事内容により異なりますが、1年から10年の設定が一般的です。応急処置や部分的な補修では雨漏り保証がつけられないことも多いです。保証とは別にアフターサービスを設けている業者もいるため、保証やアフターサービスがあるかを確認しましょう。
翔工務店では、アフターメンテナンスとして毎年DMをお送りし、毎年点検が可能です。部分的なシーリング等の簡易的な補修でしたら無償にて対応しております。
複数の業者から相見積もりをとること(最低3社)
大規模修繕を依頼する際は、複数の業者から見積もりをとりましょう。最低3社の見積もりを取得して、それぞれの会社の見積もりや報告書を見比べることが重要です!同じ工事内容でも業者により費用が異なったり、保証やアフターサービスが異なる場合があります。また、相見積もりをとると価格交渉も行いやすくなります。
お見積もりを見比べる際は費用だけではなく、「見積りの項目」「下地補修工事や外壁塗装の工法や材料」「工程の確認」など細かく見比べて判断しましょう!副資材のランクが低かったり工程を飛ばせばコストは下げられるため、費用だけで判断することは避けましょう。特に下地補修工事は外観から分かりにくいため、下地の不具合状況に対して適した補修方法かどうかもよく確認しましょう!
見積書のここを見てください(チェックリスト)
| 確認項目 | 見るべきポイント |
|---|---|
| 「一式」表記が多くないか | 数量と単価が明示されているか。「外壁補修 一式」では、比較も検証もできません |
| 数量が実測と合っているか | 図面や実測とかけ離れた数量が計上されていないか。水増しがもっとも起きやすい部分です |
| 諸経費の割合 | 現場管理費・一般管理費・法定福利費などの内容と割合。国交省の令和3年度調査では平均で工事費の約1割ですが(共通仮設費は含まない集計)、建物の規模や条件で変わるため一律の基準ではありません |
| 材料の名前が書いてあるか | 塗料・防水材のメーカー名・製品名・グレード・塗り回数まで記載があるか |
| 下地補修の数量の扱い | 足場を組むまで正確に測れない項目です。「概算数量」なのか「実数精算」なのか、増減時の取り決めが書かれているかが最重要です |
| 保証とアフター点検 | 工事ごとの保証年数、点検の頻度、無償対応の範囲 |
| 会社の裏付け | 建設業許可の業種、同規模・同構造の施工実績、有資格者の在籍 |
自社管理か確認すること
大規模修繕工事には「下地補修工事」「外壁塗装」「防水工事」「配管交換」など様々な工事があり、実際の劣化状態やお客様のご希望によりプラン内容は変わってきます。
大規模修繕工事を完全に下請けに丸投げしている業者では、知識や経験に乏しく、見当違いの箇所の修理や意味の無い工事を提案されてしまう場合もございます。調査してから下請け業者に依頼する場合は、時間やコストが余計にかかることもあります。知識や経験があり自社で管理することによって、コストを抑えた責任のある施工が可能となります。
また、下請けに丸投げしている業者では、施工中に万が一トラブルが発生した場合も対応が遅くなってしまうおそれがあることです。お客様と実際に打ち合わせていない会社が施工を管理することは避けるのが無難です。翔工務店は仮設足場設置から外壁塗装や防水工事まで自社施工で行い、知識と経験のある担当者が施工を管理します!
発注方式は3つ。どれを選ぶかで進め方が変わります
特に管理組合様の場合、「どの会社に頼むか」の前に「どういう頼み方をするか」を決める必要があります。主な発注方式は次の3つです。
| 方式 | 進め方 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 責任施工方式 | 施工会社が調査・設計・施工・管理まで一括で行う | 設計コンサルへの委託費が別途かからない(調査設計費が工事費に含まれる場合があります)/窓口が一本で管理組合の負担が小さい/責任の所在が明確/発注までの期間を短縮できる場合がある | 仕様が施工会社任せになりやすく、横並びの比較がしにくい/第三者チェックが働きにくく、価格・仕様・施工状況を管理組合側で検証する必要がある |
| 設計監理方式 | 設計事務所・コンサルが調査と設計を行い、施工は別会社が担当 | 同一条件で施工会社を比較できる/工事中の監理が独立している | コンサル費用が別途必要/利益相反・談合のリスクに注意が必要/期間が長期化しやすい |
| 管理会社元請方式 | 管理会社が元請となり、下請けが施工する | 日常管理との連携が容易/管理組合の手間が最小 | 中間マージンが乗って割高になりやすい/競争原理が働きにくい |
大規模修繕の談合・不適切コンサル問題と自衛策
2026年 最新大規模修繕の業界では、設計コンサルタントと施工会社が結び付いた不適切な受注が長く問題視されてきました。国土交通省は平成29年1月と令和5年4月に管理組合向けの注意喚起・通知を出しており、2026年9月28日には、公正取引委員会が、関東地区のマンション管理組合が設計コンサル業者に委託して発注する大規模修繕工事をめぐり、実数で38社に排除措置命令、37社に総額16億3,788万円の課徴金納付命令を行ったと発表しました(設計コンサル業者2社も排除措置命令の対象です)。
※公正取引委員会の発表(2026年9月28日)にもとづく内容です。
典型的な3つの手口
① ダミー見積もり
事前に受注する会社を決めておき、他社は形式的に高い金額の見積もりだけを出す「出来レース」。管理組合には「きちんと相見積もりを取った」ように見えます。
② 設計監理者との癒着
コンサルが極端に安い設計監理料で契約する一方、提携先の施工会社の高額な工事費からキックバックを受け取る形。安すぎる設計監理料は要注意のサインです。
③ バックマージン
契約額の一定割合をキックバックし、その分が経費として工事費に上乗せされる形。結果として管理組合が余分に支払うことになります。
出典:横浜市「マンション大規模修繕工事の談合とは?」/国土交通省「マンション大規模修繕工事の発注等の適正化について」(令和5年4月3日通知・PDF)
管理組合様ができる自衛策
- 複数の会社から、それぞれ独立した見積もりを取る
- マンション管理士・建築士など、中立の第三者に相談する
- 業者選定のプロセスを議事録に残し、透明性を確保する
- 設計監理料が不自然に安いコンサルには理由を確認する
- 契約書に、談合が発覚した場合の違約金条項を入れる
- コンサル1社に情報を集中させず、管理組合自身も仕様を検証する
第三者に相談できる窓口
見積書の読み方や業者選定の進め方に迷ったときは、施工会社とは別の第三者に相談することも有効です。台東区の管理組合様が使える主な窓口は次のとおりです。
| 窓口 | 内容 |
|---|---|
| 台東区 住宅課 マンション施策担当 | 電話 03-5246-9028。区内の分譲マンションの管理組合登録、管理計画認定、管理・修繕相談員の派遣(無料)、各助成の窓口です |
| 台東区 マンションよろず相談室 | 弁護士・一級建築士による無料の予約制相談で、年6回、区役所5階の住宅課で開かれます(1組45分)。予約は住宅課(電話 03-5246-9028)です |
| 東京都 分譲マンション総合相談窓口 | 電話 03-6427-4900。マンション管理状況届出制度などの相談に対応しています |
| 住まいるダイヤル(住宅リフォーム・紛争処理支援センター) | 電話 03-3556-5147(月曜〜金曜 10時〜17時、祝日・年末年始を除く)。大規模修繕の発注についての相談に対応しており、見積チェックサービスは無料です |
| マンション管理センター | 電話 03-3222-1519(月曜〜金曜 9時30分〜17時、祝日・年末年始を除く)。建物・設備の維持管理などの相談に対応しています。管理計画認定の手続支援システムの問合せ先は電話 03-6261-1274です |
| マンション管理計画認定制度相談ダイヤル | 電話 03-5801-0858。認定基準や申請手続きについて、マンション管理士が回答します |
出典:台東区「マンションよろず相談室」/台東区「管理・修繕相談員派遣制度」/台東区「大規模修繕工事の発注等の相談窓口」/東京都「分譲マンション総合相談窓口」/国土交通省「大規模修繕工事の発注に関する相談窓口」/マンション管理計画認定制度相談ダイヤル
台東区の大規模修繕 よくあるご質問
- 台東区の大規模修繕の費用はどのくらいかかりますか?
- マンションの場合、国土交通省の令和3年度実態調査では1戸あたり75万〜150万円(消費税・共通仮設費を除く)に約7割が収まり、最も多いのは100万〜125万円です。弊社の施工実績では、木造2階建てアパートで200万〜400万円、3階建ての鉄骨・RCアパートで400万〜900万円、小規模マンションや雑居ビルで500万〜1,500万円が目安です。下地の劣化状況や防水・屋根工事の有無で変わりますので、無料の現地調査でお見積もりいたします。
- 大規模修繕は何年ごとに行うべきですか?
- 一般的には12〜15年周期が目安で、国土交通省の実態調査でも実際の周期は13年が最も多く、約7割が12〜15年に収まっています。ただし判断するのは年数ではなく劣化状況です。シーリングの劣化やタイルの浮き、防水層の破断が見られる場合は、周期を待たずに補修した方が結果的に費用を抑えられます。ご自身の建物の築年数と劣化状況を、現地調査で確認して判断します。
- 工事期間はどのくらいですか?入居者は住んだままで大丈夫ですか?
- アパートで3週間〜2ヶ月、小規模マンション・ビルで1.5〜3ヶ月、50戸以上のマンションで4〜6ヶ月程度が目安です。ご入居者様は住んだまま工事が可能です。足場がかかっている間は洗濯物の外干しや窓の開閉に制限が出ますので、工事前のお知らせ配布、掲示板での工程・洗濯物情報の案内、作業時間の厳守など、生活への影響を最小限にする配慮を徹底しています。
- 計画を始めてから工事完了まで、どのくらいの期間を見ておけばいいですか?
- 管理組合様の場合、修繕委員会の立ち上げ、建物診断、業者選定、総会決議までで1年〜1年半、そこから工事に3〜6ヶ月かかります。全体では2年前後を見ておくと余裕を持って進められます。補助金や税制優遇を使う場合は、管理計画認定の取得にかかる期間(区の認定に向けた手続き)も逆算に入れてください。
- 台東区で大規模修繕に使える補助金はありますか?
- 台東区・東京都には、分譲マンションの大規模修繕工事全体への補助金は、確認できた範囲では見当たりません。使える可能性があるのは、台東区の計画修繕調査費助成(調査費の3分の1、上限あり)、共用部分バリアフリー化支援助成(工事費の3分の1以内、上限50万円)、マンション耐震化助成、アドバイザー利用助成、アスベスト助成、東京都のマンション改良工事助成(住宅金融支援機構の融資を利用する管理組合への利子補給)、固定資産税の減額(東京23区は2分の1)などです。区の助成の多くは管理組合登録が前提で、区のページには受付期間や令和8年度の状況の記載がないものが多いため、窓口でご確認ください。賃貸アパートのオーナー様は、東京都の「賃貸住宅の断熱・再エネ集中促進事業」が対象になる場合があります。窓や断熱を含む工事であれば「先進的窓リノベ2026」「みらいエコ住宅2026」も対象になる可能性があります。申請の時期や申請者は制度ごとに異なりますので、契約・着工前に各制度の対象条件と申請手順をご確認ください。
- 大規模修繕で固定資産税が安くなると聞きましたが本当ですか?
- 要件を満たす場合は本当です。マンション長寿命化促進税制により、築20年以上・総戸数10戸以上などの要件を満たす分譲マンションが長寿命化に資する大規模修繕(外壁塗装等・床防水・屋根防水の3工事すべて)を行うと、翌年度の建物の固定資産税額が減額されます。東京23区の減額割合は2分の1で、1戸あたり100㎡相当分までの税額が対象です。対象は令和5年4月1日から令和9年(2027年)3月31日までに完了した工事で、工事完了日から3か月以内に、マンションが所在する区の都税事務所(台東区は台東都税事務所、電話 03-3841-1271)へ申告が必要です。管理者等がまとめて提出すれば、各所有者の申告に代えられます。管理計画認定マンションの場合は、修繕積立金を認定基準まで引き上げていることも要件で、準備に時間がかかりますので、工事の1年以上前から動くことをおすすめします。
- 2026年度から変わった補助金はありますか?
- あります。国の「子育てグリーン住宅支援事業」は廃止され、後継の「みらいエコ住宅2026事業」に改組されました。管理組合・管理組合法人も共同事業者になれるため、共用部の断熱改修に使えます。また「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は令和7年度で終了し、令和8年度は実施されません。「先進的窓リノベ2026事業」では2026年5月29日から集合住宅の一括申請の受付が始まっています(申請手続きは登録事業者が行います)。古い情報のまま資金計画を立てないようご注意ください。
- 修繕積立金が足りない場合はどうすればいいですか?
- 選択肢は主に4つです。①劣化診断のうえで緊急性の低い工事を次回に送る、②工事範囲や仕様を見直す、③補助金などの支援制度を確認する、④修繕積立金の増額や住宅金融支援機構の融資を検討する、です。同機構のマンション共用部分リフォーム融資は担保不要で、管理計画認定の取得や省エネ・耐震工事の実施により金利が最大年0.6%引き下げられます。なお、防水とタイル剥落対策の先送りは結果的に高くつくことが多いため、切り分けの判断はご相談ください。
- 道幅が狭い敷地や、隣地との距離が近い建物でも、足場は組めますか?
- 組めます。台東区にも、道幅の限られた敷地や、隣地との距離が近い建物があります。翔工務店は足場材を自社保有し自社の足場班が組むため、現地を確認したうえで搬入ルートと足場の割付を計画できます。現場を見てから追加費用が出やすい部分ですので、見積り段階で搬入経路まで確認しておくことが大切です。
- 工事中、入居者の駐車場はどうなりますか?
- 足場をかける面の車両は一時的に移動が必要になります。敷地内の駐車場に余裕のない建物では、移動先の確保に時間がかかることがあります。翔工務店では着工の2〜3か月前から、近隣の駐車場の空き状況を含めてご一緒に調整します。
- 外壁の色は自由に決められますか?
- 台東区には景観計画があり、一般の区域は高さ15m以上または延べ面積1,000㎡以上、景観形成特別地区のうち谷中地域は高さ10m以上または延べ面積500㎡以上の建築物が対象規模です。「外観を変更することとなる修繕もしくは模様替または色彩の変更」が対象行為に含まれ、区のご案内では、同じ色での塗り直しでも規模が該当すれば手続きが必要とされています。事前協議は届出日の30日前まで、届出は確認申請の30日前までが目安です。色は、各立面の80%以上を基本色とし、強調色は20%以下とする基準があります。塗装だけの工事が対象になるかどうかや、上野公園周辺・浅草寺周辺などの特別地区の規模は、区の都市計画課(景観担当、電話 03-5246-1377)でご確認ください。地区計画や風致地区の区域では、別に定めがある場合もあります。弊社でも調査時に併せてお調べします。カラーシミュレーションで完成イメージを共有すると話し合いが進みやすくなります。
- 北側の外壁だけコケや藻がひどいのですが、なぜですか?
- 北面は一日を通して日が当たりにくく、樹木や隣の建物の影が重なると湿気がこもって藻・コケ・カビが繁殖しやすくなるためです。樹木に近い立地では出やすくなります。高圧洗浄で確実に落としたうえで、防藻・防カビ性能のある塗料を選ぶと再発を抑えられます。あわせて、落ち葉によるルーフドレンや樋の詰まりも同時に確認することをおすすめします。屋上の水たまりや雨漏りの原因になっているケースが多くあります。
- 責任施工方式と設計監理方式、どちらを選ぶべきですか?
- 戸数が少ないほどコンサル費用の負担割合が重くなるため、戸数の少ない中小規模の建物では責任施工方式が合うケースが多いと考えています。設計監理方式は第三者が仕様を作るため施工会社を同じ条件で比較できる一方、コンサル費用が別途かかり、利益相反や談合のリスクにも注意が必要です。責任施工方式でも価格・仕様・施工状況の検証は欠かせません。翔工務店は責任施工方式でも、工事項目ごとに数量・工法・材料を明記したお見積もりをお出ししていますので、他社様と同じ土俵で比較していただけます。
- 大規模修繕の談合はどうやって見抜けますか?
- 典型的な手口は3つです。①事前に受注業者を決めておき他社は形式的に高い見積もりだけ出す「ダミー見積もり」、②コンサルが極端に安い設計監理料で契約し提携業者からキックバックを得る癒着、③契約額の一部をバックマージンとして工事費に上乗せする方法です。対策は、独立した相見積もりを取ること、中立の第三者に相談すること、選定プロセスを議事録に残すこと、契約書に違約金条項を入れることです。
- 相見積もりは何社取ればいいですか?
- 最低3社をおすすめします。多すぎると比較しきれず、少なすぎると競争が働きません。大切なのは社数よりも「同じ土俵を作ってから比べること」です。共通の仕様書や数量表を作って同一条件で依頼し、「一式」表記を認めず内訳明細を必須にすると、金額差が範囲の違いなのか単価の違いなのかがはっきりします。
- 足場を自社で持っていると何が違うのですか?
- 大規模修繕の工事費のうち、仮設工事は約2割を占めます(国土交通省の令和3年度実態調査)。足場工事を外注しないため、この部分のコストを抑えやすく、工程の急な変更や追加工事にも自社の足場班が柔軟に対応できます。翔工務店は戸建て約100棟分の足場材を自社保有しており、道幅の限られた敷地でも現地に合わせて計画します。
- 相見積もりの途中ですが、見積書だけ見てもらえますか?
- もちろん可能です。他社様のお見積もりをお持ちいただければ、項目・数量・工法・材料が適切かどうかを無料で確認し、同条件でのお見積もりをお出しします。相見積もりは大歓迎です。
- 雨漏りの応急処置だけでも頼めますか?
- はい。大規模修繕の前段階として、雨漏りの応急処置や部分補修のみのご依頼も承っています。サーモグラフィーやドローンで原因箇所を特定し、必要最小限の補修をご提案します。
- アスベスト(石綿)を含む屋根材や外壁材でも対応できますか?
- 対応可能です。石綿作業主任者・建築物石綿含有建材調査者の有資格者が在籍しており、法令で義務付けられている事前調査から、アスベスト含有屋根材のカバー工法・撤去まで対応しています。台東区には、露出した吹付材を対象にしたアスベストの助成(費用の2分の1。調査は上限10万円、共同住宅の対策工事は上限100万円)があり、申請者に管理組合が含まれます。工事前の申請が必要で、解体を伴う場合は対象外です。受付期間と令和8年度の状況は区のページに記載がありませんので、区の建築課 監察担当(電話 03-5246-1340)へご確認ください。弊社でも調査結果に合わせてご案内します。
- 大規模修繕をしないとどうなりますか?
- 外壁タイルの剥落による人身事故、鉄筋の腐食による構造劣化、雨漏り、資産価値の低下といったリスクがあります。さらに、建築基準法第12条の定期報告の対象となる建築物では、タイルやモルタル仕上げの外壁について、竣工や外壁改修から10年を超えた場合など一定の条件で全面打診等による調査が必要とされています。共同住宅が対象になる規模と報告の時期は、東京都が公表している「定期報告対象建築物・建築設備等及び報告時期一覧」でご確認ください。対象となる用途・規模は改定されることがありますので、最新の内容は台東区の建築課 監察担当(電話 03-5246-1340)でご確認ください。法定調査の対象外でも定期的な点検と維持管理は欠かせませんので、判断に迷われる場合はご相談ください。
- アパート(10戸程度)の大規模修繕はいくらくらいですか?
- 木造2階建て6〜10戸で200万〜400万円、鉄骨・RCの3階建て10〜20戸で400万〜900万円が弊社の実績にもとづく目安です(足場・下地補修・外壁塗装・シーリング・防水一式)。アパートは10〜15年に1回の実施が一般的です。オーナー様の場合、修繕と同時にカラーシミュレーションで外観をイメージチェンジし、入居率の向上を狙われるケースが増えています。
台東区で大規模修繕業者をお探しの方は翔(かける)工務店へ
弊社は、台東区でもマンションやアパートの外壁リフォーム・大規模修繕を多く手掛けています。大規模修繕工事だけではなく、部分的な修繕や雨漏り補修工事も喜んでご対応します。「一度のリフォームで長く持たせたい」「なるべく費用を抑えたい」「室内が暑いから断熱性能を上げたい」など、具体的なご要望や今後の修繕計画に対し、最適な解決策をご提案します。
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