環境に優しく、それでいて経済的なメリットも得られることで有名な太陽光発電。
しかし、その発電効率や性能は設置場所によって大きく左右されます。
安易に設置場所を選んでしまうと、発電効率が低下したり、安全上の問題が発生したりする可能性が高まるため、注意が必要です。
とはいえ、
「どこに太陽光パネルを設置すればいいの?」
と悩んでいる方もたくさんいるでしょう。
そこで今回は、太陽光発電に向いている場所や、設置場所選定のポイントについて詳しく解説していきます。
目次
太陽光発電の設置に向いている場所5選
太陽光発電の設置に向いている場所は、主に以下5つです。
・屋根
・屋上
・外壁
・駐車場
・空き地
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
屋根
住宅や商業施設の屋根は、太陽光発電の設置場所として最もポピュラーです。
特に南向きの勾配屋根は、最も効率よく日光を取り込めるため、費用対効果を高めやすいです。
また、住宅用の太陽光発電は、約9割が屋根設置型となっており、送電ロスも少なく経済性が高いとされています。
基本的に、太陽光発電はどのような屋根にも設置できますが、中でも切妻屋根・片流れ屋根・寄棟屋根などとの相性が良いです。
屋上
平坦な屋根を持つマンションや商業施設、工場などの屋上も、太陽光発電の設置場所として人気です。
パネルを比較的自由に配置できるため、多くのパネルを設置したい場合にも最適といえます。
また、戸建て住宅の屋根や陸地に設置する場合に比べて、発電効率や発電量が高くなる傾向にあるため、多くの電力を生み出したい場合にもおすすめです。
外壁
太陽光発電は、外壁に設置することも可能です。
基本的に、太陽光発電は屋根や屋上、空き地などに設置するケースが多く、外壁といわれてもあまりピンと来ないかもしれませんが、雪が多く降るエリアではかなり効果的といえます。
なぜなら、降り積もった雪が反射板の役割を担い、外壁に取り付けられたパネルに日光を集めてくれるからです。
屋根に設置する場合、雪がパネルに積もって発電量が低下してしまう可能性がありますが、外壁の場合はその心配がありません。
ただし、屋根のように傾斜をつけられず、根本的な発電量が落ちてしまうこともあるため注意が必要です。
駐車場
商業施設をはじめとする大型施設の駐車場に太陽光発電を設置することも可能です。
太陽光発電を設置するときは、いかに敷地を無駄なく使えるかが勝負になります。
駐車場の場合、駐車スペースと太陽光発電スペースを共有できるため、敷地を有効活用できます。
ただし、カーポートの強度によっては、災害などが原因で破損するリスクが高まるため、特に個人宅のカーポートに設置する場合は、一度専門業者に見てもらってから判断するのがおすすめです。
空き地
活用していない空き地を有効活用するために、太陽光発電を設置するケースも増えています。
空き地にも固定資産税がかかるため、長期間放置するのは非常にもったいないです。
初期コストやランニングコストは発生するものの、太陽光発電を設置することで売電収入にも期待できるため、高い費用対効果に期待できます。
ただし、家に隣接した土地でない場合、発電した電力の自家消費が難しくなるため注意が必要です。
太陽光発電の設置場所選定のポイント
太陽光発電を導入するときは、設置できるかどうかだけでなく、発電量や安全性、コストなども考慮しなければなりません。
どこに太陽光発電を設置するか悩んだときは、以下のポイントをチェックしてみましょう。
・日光を遮るものがないか
・適切な傾斜をつけられるか
・自然災害のリスクが低いか
・南向きに設置できるか
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
日光を遮るものがないか
太陽光発電は、日光を電力に変換するための装置です。
そのため、パネルに十分な日光が当たることが最低条件となります。
理想的な場所は、周囲に高い建物や木々がなく、長時間日光が当たる場所です。
以下のような施設が近くにある場合、日光が遮られ、発電効率が低下する場合があるため注意してください。
・高層ビル
・大きな木々や森林
・山の北斜面
・高い塀や壁
適切な傾斜をつけられるか
太陽光パネルの傾斜角度は、発電効率に大きな影響を与えます。
一般的には、南向き・30度が理想といわれており、この向きと角度であれば年間を通して効率よく日光を取り込めるとされています。
ここで注意していただきたいのが、場所を選ぶときは、傾斜している場所ではなく、傾斜をつけられる場所を選ぶのが大切であるということです。
極端に傾斜している場所に設置してしまうと、基礎を安定させるのが難しく、土砂崩れによるリスクも高くなるため注意してください。
自然災害のリスクが低いか
太陽光発電を安全に運用していくためには、自然災害のリスクが低い場所に設置することが大切です。
例えば、地盤が緩い場所に設置したり、山の麓に設置したりすると、地震や土砂崩れなどによって太陽光発電が崩壊してしまう可能性が高まります。
また、海の近くに設置する場合は、塩害のリスクも考慮しなければなりません。
太陽光発電は屋外に設置する設備であり、自然災害や自然の影響を完全にシャットアウトすることはできませんが、極力このようなリスクが少ない場所を選ぶようにしましょう。
南向きに設置できるか
太陽光発電は、南向きに設置するのが一般的です。
南の発電量を100%としたときに、南西や南東の場合は96%ほどになるため、十分な発電量に期待できます。
一方、北面になると発電量が60%ほどに低下するため、効率が下がってしまう可能性があります。
そうなれば、高額な費用を投じて設置したとしても、十分な費用対効果を得られなくなってしまうため、設置する場所の向きや、南側の障害物について確認しておきましょう。
太陽光発電を設置するときの注意点
太陽光発電を設置するときの注意点は、以下の通りです。
・一定の面積が必要
・屋根に取り付ける場合は耐荷重を考慮する必要がある
・補強工事を行う場合は費用が高くなりやすい
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
一定の面積が必要
太陽光発電を導入するときは、一定の面積を確保しておかなければなりません。
例えば、切妻屋根や片流れ屋根に設置する場合、太陽光パネル容量あたり7~8倍の面積が必要です。
この設置基準については、国が明確に定めており、一般的には太陽光パネルの周りに300mm以上のスペースを確保することが求められます。
そのため、太陽光発電の設置場所候補が見つかったら、十分なスペースがあるかどうかを真っ先に確認しましょう。
不安な場合は、専門業者に一度見てもらうことをおすすめします。
屋根に取り付ける場合は耐荷重を考慮する必要がある
近年では、太陽光パネルの軽量化が進んでいます。
とはいえ、比較的サイズの大きな設備となるため、相当な重量があります。
地面に設置する場合、パネル重量を気にする必要はほとんどありませんが、屋根に設置する場合は注意しなければなりません。
屋根の耐荷重を超えてしまうと、損壊や倒壊のリスクが高まります。
また、豪雪地帯の場合は、屋根に雪が積もることも考慮して設計する必要があります。
屋根は住宅において最も重要な部分ですので、安全面に配慮した上で設置するようにしましょう。
補強工事を行う場合は費用が高くなりやすい
太陽光パネル1枚当たりの重量は、約15kgです。
そのため、住宅の屋根など場所によっては重さに耐えきれず破損してしまったり、耐震性が落ちたりする場合があります。
このようなときは、補強工事を行って強度を上げる必要があるのですが、補強工事を行う場合は別途費用がかかるため、トータルコストがかさみやすいです。
そのため、特に後付けで太陽光発電を設置する場合は、補強工事の有無を確認し、もし工事が必要な場合は見積もりを取ってトータルコストを確認しましょう。
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まとめ
太陽光発電の効果を最大限に引き出すためには、設置場所を慎重に選ぶことが大切です。
基本的には、屋根や空き地、外壁や駐車場といったさまざまな場所に設置できますが、条件によって発電効率やコストが大きく変わってくるため、業者に相談しながら最適な場所を探しましょう。
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