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防水工事|FRP防水について解説させて頂きます!

横浜市の外装リフォーム専門店の翔工務店です!
翔工務店ではFRP防水の施工も多く手掛けております。
こちらの記事では、FRP防水についてなるべく詳しく解説させて頂きます!

「FRP防水のメリット・デメリット」
「FRP防水に適した施工場所と適さない施工」
「FRP防水のメンテナンス方法と見積りの確認ポイント」
上記3点やその他、FRP防水についてご覧いただけます!

FRP防水のメンテナンスやリフォームをご検討されている方のお役に立てるかと思いますので、是非ご覧ください。

目次

FRP防水とは?

FRP防水とは、「Fiber Reinforced Plastics」の略称で、プラスチックの中でも防水性や強度に優れているという特徴を持っています。

ガラスマットにエポキシ樹脂を染み込ませ、防水層を作りトップコートを塗布する方法のことを、FRP防水と呼ぶのです。

FRP防水は簡単に説明させて頂くと下記の構造となります!
・ガラスマット
・ポリエステル樹脂
・トップコート

FRP防水は、屋外空間の防水に幅広く使用されます。ベランダやバルコニーだけでなく、屋上や浴室などでも利用されています。

FRP防水のメリット、デメリット

では次に、FRP防水を行うメリット・デメリットについて詳しく見ていきましょう。

FRP防水のメリット

まずは、FRP防水のメリットから解説していきます。

防水性が高い

防水性が高い

まず初めに、FRP防水の素材は強化されたプラスチックであるため、その他の工法と比べても防水性に優れています。

このFRPの特性により、FRP防水工事は、建物の屋上やベランダなどの水漏れを防止し、建物を保護することができます。

また、ご存じの方もいると思いますが、FRPは、浴槽や宇宙ロケットなど、高い防水性が求められるものにも使用されており、「水を通さない力」においてはかなり優秀と言えるそざいとなります。

衝撃に強い

衝撃に強い

FRPは、高い防水性に合わせ、衝撃に強いという特徴も持っています。FRPは表面が硬いため、外部からの衝撃や圧力に対しても強いです。その硬さ故、長期間にわたって防水としての効果を発揮することができます。

FRP防水を行った床面は、重いものや摩擦に対しても有効で、耐久性を長期間維持したいと考えている方には最適の工法と言えるのです。

建物への負担を軽減できる

FRP防水層というのは、1㎡当たり約4キログラムとなります。
このように、かなり軽量な素材となりますので、建物への負担を軽減することができます。

FRPはウレタンと同様になりますが、かなり軽量な素材を使用するため、建物への負担を踏まえたうえでも優秀な素材となります。

ですので、築年数が経過した建物や木造などの重さに弱い住宅などの防水工事にも向いています。

工期が短い

工期が比較的短い

FRP防水工事は、早いと1日で作業終了するほど施工時間が短いです。

理由としては、トップコートの樹脂については乾燥を待つ必要があるのですが、数時間前後で乾くため、短期間で仕上げたいと考えている方にもおすすめできます。

また、FRP防水と同じ塗膜防水であるウレタン防水に比べると圧倒的に硬化が速いところも、FRP防水のメリットの一つです!

継ぎ目ができない

FRP防水は、メンブレン防水とも呼ばれており、メンブレンとは「膜」という意味で、塗膜防水という意味で用いられます。

FRP防水は、作業者の技術で差が出やすいシート防水のように、継ぎ目ができず、複雑な形状のところにも防水層を形成できます。

様々な用途に対応

FRP防水工事は、屋上やベランダだけでなく、プールやタンク、船舶などの様々な用途にも対応しています。

そのため、建物や施設の構造や目的に応じて、幅広く利用することができます。

FRP防水のデメリット

では次に、FRP防水のデメリットについて詳しく解説していきます。

コストがかかる

FRP防水工事は比較的高価な工事です。素材のコストや施工の手間などが費用に反映されるため、他の防水工法に比べて費用が高くなることがあります。

修理やメンテナンスが難しい

FRP防水層にひび割れや損傷が生じた場合、修理やメンテナンスが難しいことがあります。特に素材や施工方法によっては、一部分の修理が難しく、全体を取り替える必要がある場合があります。

耐久性の限界

FRP防水層は耐久性に優れていますが、紫外線に弱いという点もあり、一定の年数経過すると劣化やひび割れが生じることがあります。そのため、定期的なメンテナンスや修理が必要となります。

これらのデメリットを考慮した上で、FRP防水工事を検討する際には、メリットとデメリットを比較し、適切な判断を行うことが重要です。

FRP防水のメンテナンスのタイミング・劣化のサイン

FRP防水のメンテナンスは、5〜7年ごとのトップコートの塗りなおしが基本となります。また、下記の劣化サインが出たら早めの対応が必要となります。

劣化のサイン

・トップコートが白っぽく粉を吹いたような状態(チョーキング)

・変色・艶消失・ヒビ割れが目立つ

・歩行頻度が高い場所での摩耗や防水層の露出

・雨染み・膨れ・浮きなどの防水不良兆候

・亀裂などからの雨漏り発生

このようにさまざまな劣化のサインがあります。
定期的なメンテナンスなどを放置した場合、雨漏りにつながる恐れがありますので、注意ましょう。

FRP防水のメンテナンス方法

FRP防水は大きく分けて2パターンのメンテナンス方法があります。

トップコートの塗り直し

FRP防水の耐久年数は、10年~15年ほどといわれておりますが、こちらは定期的にメンテナンスを行うことで、耐久性が維持できます。

基本的に、5年~7年ほどでトップコートが劣化してしまうためトップコートの塗りなおしをすることをおすすめしております!

上記のタイミング以外にも、色あせや白い粉の発生(チョーキング)、小さなひび割れや剥がれなどが見られる場合は、トップコートの再塗装をおすすめいたします。このまま放置していると、雨漏りにつながる可能性が高くなってしまうので、早急に対応しましょう

FRP防水の再施工

雨漏りがすでに発生してしまった場合やFRP防水層に亀裂が入ってしまった場合はトップコートの塗り替えでは解決ができません。

その場合は既存防水層の上からFRP防水を再施工するか、防水層を撤去してからFRP防水を再施工する必要があります。

FRP防水の再施工には1PLY工法や2PLY工法がありまして、ガラスマットから施工する工法となります。
1PLY工法はガラスマットを1層で施工する方法となりまして、2PLY工法は2層で施工する方法となります!

FRP防水の見積もりで確認すべき項目とは?

FRP防水工事の確認すべき見積書の項目についてご説明していきます!

工法や使用する防水材によって変わりますので、気になる方はぜひご相談ください!

FRP防水工事【1PLY工法】

養生

ポリマスカー・マスキングテープを使用して、養生を行っていきます。

使用する材料が詳しく書かれているか確認しましょう。

新規下地処理

下地調整として、既存下地に凹凸がある場合に、ケレン作業を行います。併せて、アセトン拭きを行います。

この項目がしっかりと記載あるか確認しましょう。
記載がない場合、追加で費用がかかる可能性があります。

プライマー塗布

ウレタン防水と同様に、下地と新規防水層の密着性を高めるためにFRP防水専用のプライマーを塗布します。

既存下地と新規防水層の密着性を上げるために大切な項目となります。
どういった材料を使用するか事前に確認しましょう。

新規ガラスマット敷き

プライマー塗布後、ガラスマットを敷きます。

ポリエステル樹脂塗布

FRP専用ポリエステル樹脂を使用して、防水層を硬化させます。

1PLY工法と2PLY工法によって、工程が変わります。
材料が明確にされているか確認しましょう!

目あらし

トップコートを塗布する前に、目あらしが行われているか確認しましょう。
この項目が行われてない場合、密着不良をおこしてすぐにはがれてしまう可能性があるため、事前に行われるか確認しましょう。

トップコート塗布

差後の項目になります。防水層を保護するために、保護剤としてFRP専用のトップコートを塗布します。FRPは、基本的に紫外線に弱い素材となりますので、トップコートを塗布することをおすすめします!

FRP防水に適した下地とプライマーについて

下地の種類や状態、施工場所によって、適切な下塗り材や防水材が変わってきます。

そこで、こちらでは下地や施工場所ごとに最適な材料をご説明いたします。

コンクリート(新設)

下塗り材→ ポリエステル系プライマー

下塗り材は、しっかりと乾燥させてから施工します。

コンクリート(既存・劣化)

→エポキシ系プライマー

こちらのエポキシ系プライマーは、防錆性と吸い込み防止と密着性向上に効果的な下塗り材となります。

金属

→金属専用プライマー

金属製の下地にFRP防水を施工する場合は、金属製専用のプライマーが必要となります。通常のプライマーなどを使用した場合、密着不良を起こしてしまう可能性が高くなり錆も発生してしまう恐れがあります。

FRP既存防水層

→FRP用プライマー

既存防水層の表面を目粗しした後にプライマーで密着性を高めます。下地の状況によっては、撤去が必要になることもあります。トップコートによってはプライマー無しで対応も可能な物もあります。

FRP防水の適した施工場所、適さない施工場所

FRP防水の施工に適した施工場所

1. ベランダ・バルコニー

FRP防水が最も多く使われているのが、一般住宅のベランダやバルコニーです!
これらの場所は日常的に歩行することが多く、雨水の影響もかなり受けやすい部分になります。FRP防水であれば、表面が硬くて丈夫な仕上がりになるため、摩耗や劣化に強く、安心して長く使うことができます。

2. ルーフバルコニー(面積15㎡以下)

小規模から中規模の建物に多い陸屋根(平らな屋根)にも、FRP防水は有効です!
施工面積がそこまで広くない場合に適しており、軽量で建物に負担をかけずに、確実な防水層を作ることができます。また、紫外線や雨風への耐性も高くなり、メンテナンスの手間も少なく済みます!

FRP防水の施工に適さない施工場所

広い屋上

温度変化による膨張・収縮が大きく、FRPのように硬く伸びにくい素材はひび割れの原因につながってしまいます。

動きの大きい建物

地震や木の伸縮などにFRP防水層が追従できず、接着不良や浮き、割れのリスクがあります。FRP防水は、動きがある建物はオススメできません。

FRP防水の工法

FRP防水は主に2つの工法があり、1PLY工法2PLY工法になります。

FRP防水における1PLYと2PLYの違いは、積層の厚みと耐久性にあり、1PLYはガラスマットと樹脂を1層ずつ使用した軽量で施工が早い仕様で主に戸建て住宅のバルコニーなどに適しており、2PLYは2層構成で厚みが増し、耐摩耗性や防水性が向上するため、共用廊下や屋上など人の出入りが多く耐久性が求められる場所に適しています。

オススメのFRP防水材

こちらでは、FRP防水工事で使用するおすすめ防水材をご紹介します!

タフシール/日本特殊塗料

日本特殊塗料のタフシールシリーズは、FRP防水に特化した高性能トップコート/防水材であり、特に代表モデルのタフシール#50は、バルコニーや屋上に最適な信頼の材料です。

タフシールは、軽量ながら強靭な塗膜を形成し、速硬化・耐候・耐摩耗・断熱性能など多機能を兼ね備えたFRP防水材で、あらゆる外部部位の信頼性と美観維持を長期的に支える製品です。

FRP防水で対象となる可能性のある助成金

FRP防水の施工でも遮熱性のトップコートを使用した場合などに、省エネ補助金など各自治体により助成金の対象となる可能性があります。

【東京都葛飾区】かつしかエコ助成金

対象工事

高反射率塗装屋根や外壁に高反射率塗料を使用する塗装工事。

個人住宅

助成額

屋根または外壁のみ施工の場合:一律5万円/戸。

屋根および外壁両方を施工の場合:一律10万円/戸。

集合住宅・事業所

助成額

助成対象経費の1/4又は施工面積(㎡)×1,000 円
のいずれか小さい額

限度額

集合住宅:100 万円
事業所:40 万円

要件

使用する塗料の近赤外線領域における日射反射率が65%以上であること。

詳細は、かつしかエコ助成金|葛飾区公式サイトをご参照ください

【東京都中央区】令和7年度 住宅・共同住宅用自然エネルギー・省エネルギー機器導入費助成制度

助成金額

35万円~10万円

助成率

対象機器の導入費用(機器や材料および設置工事費)の一部を助成

費用の20%

対象材料

高反射率塗料日射反射率が高い塗料を使用することで、建物の冷房負荷を軽減

助成対象者

中央区内に住所を有する個人

中央区内の分譲共同住宅の管理組合

詳しくはこちらをご覧ください。

長期優良住宅化リフォーム推進事業

防国土交通省が実施している「長期優良住宅化リフォーム推進事業」では、建物の耐久性・省エネ性・劣化対策などの性能向上リフォームを支援しています。
ウレタン防水工事で活用できる可能性のある補助金になります。

  • 補助上限額:最大160万円(基本80万円 + 加算最大80万円)

  • 対象工事:防水工事含む劣化対策、省エネ改修、三世代同居対応など

詳しくは公式サイトをご確認ください。

まとめ

FRP防水の費用については、業者によってばらつきがありますので、複数社から見積もりを取ったうえで依頼する業者を選別していきましょう。

翔工務店でもFRP防水は数多くの施工経験がありまして、相見積もりは大歓迎となります!
仮設足場からFRP防水工事まで完全自社施工で対応可能となりますので、FRP防水のリフォームや修繕をご検討されている方は是非ご相談ください!

無料見積り相談大歓迎ですので、お気軽にご連絡ください!

その他の外装リフォームについてのお役立ち情報はこちら!

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