こんにちは!
神奈川県横浜市青葉区の屋根、外壁塗装、外装リフォーム専門店の株式会 社翔工務店(カケルコウムテン)の山中です!
今回は現在ご自宅の屋根で使われていることが多い7種類の屋根材とリフォーム方法、施工例、屋根塗装についてご説明させて頂いております!
目次
1.既存の屋根材
現在使われている屋根材は何でしょうか?
屋根の工事をする上で最初に知っておきたいのは既存の屋根の種類です。
今回ご紹介する7種類の屋根材のどれかに該当する事が多いかと思われます。
1.コロニアル
平べったい薄い板のような屋根材です。
コロニアル、スレート屋根、化粧スレート、カラーベストなどとも呼びます。
戸建ての住宅でよく使われています。
コロニアルは上部に釘を打って留めつけている屋根材です。
そのため、風で飛ばされたり、ズレ落ちたりする不具合が多いです。
また、厚さも薄いため、割れやすくデリケートな屋根材です。
コロニアルリフォーム
コロニアルで最も多いのがカバー工法です。
既存のコロニアルの上に新しい屋根材を重ねて張るリフォーム方法です。
ただし、野地板の劣化が進みすぎるとカバー工法はできなくなります。
そうなると葺き替え工事しか出来なくなります。
葺き替えになると、アスベストが含まれているコロニアルだとカバー工法よりはるかに費用がかかってしまいます。
費用のことを考えると下地が良好なうちにカバー工法を検討してください。
2.瓦
瓦は最も古くから使われている陶器制の屋根材です。
耐久性が高いのですが、近年相次ぐ大型地震や大型台風の影響で瓦は不具合が多いことが知られ、近年では施工数が減少傾向です。
耐久性が高いといってもひび割れやズレなど思ってる以上に発生します。
瓦リフォーム
瓦は上に屋根材をかぶせるカバー工法をおこなうことができません。
なので瓦のリフォームは葺き替えが基本です。
瓦のリフォームでは軽い金属屋根が多いです。
3.トタン瓦棒
昔の金属屋根の多くがトタン製です。
トタンは錆びやすく短命なため頻繁なメンテナンスが必要です。
現在の瓦棒屋根はトタンの代わりにガルバリウム鋼板を使うため、トタン瓦棒屋根のデメリットを解消されつつあります。
瓦棒屋根リフォーム
瓦棒屋根のリフォームは葺き替えが基本です。
多くの瓦棒屋根は他の屋根材より緩い勾配で仕上げられています。
そのため、瓦棒の葺き替えは同じ瓦棒もしくは立平しか採用できないことが多いです。
トタン瓦棒屋根の塗装
金属屋根の天敵はサビです。
サビは放置しておくと広がり、最終的には穴があきます。
そのため、定期的にトタンのサビをケレン作業で除去し、サビ止め塗料とそれを保護する上塗り塗料を定期的に塗る必要があります。
4.パミール
パミールはニチハがかつて販売していたスレート屋根です。
アスベストが含まれていないノンアスベストの屋根材です。
不具合発生の問題が生じ、現在では販売されていません。
5.コロニアルNEO
クボタ株式会社(現ケイミュー株式会社)がかつて販売していたアスベストが入っていないノンアスベストの屋根材です。
不具合により現在では販売されていません。
6.セメント瓦
セメントが主成分の屋根材です。
セメントを使って陶器製の瓦に似せて作った製品です。
セメントを洋風デザインでかたどったモニエル瓦とよばれる屋根材もセメント瓦に分類されます。
現在ではセメント瓦は生産されていません。
セメント瓦リフォーム
セメント瓦の葺き替え工事に関する考え方は陶器瓦の葺き替え工事と同じです。
ただし、セメント瓦の中にアスベストが含まれている製品があります。
その場合、アスベストの処分費がかかるため、工事費用が高くなります。
7.折板屋根
主に倉庫や工場などの大型建築物で使われている金属屋根の一つです。
一般住宅でも使われています。
折板屋根リフォーム
サビが発生すると雨漏りの原因になるため、折板屋根はサビの除去を含めた定期的なメンテナンスが必要です。
折板屋根の葺き替え工事は費用が膨大になるため、最終手段となります。
2.部分補修と屋根リフォーム
部分補修は最小限の費用で屋根を直す方法です。
棟板金交換、シーリング充てんによる接着など…
ただし部分的な補修ができない屋根材もあるのでご注意ください。
屋根のリフォームとは、葺き替えもしくはカバー工法のことです。
葺き替えとは今の屋根を全て剥がして、新しい屋根に張り替える工事のことです。
カバー工法とは今の屋根の上に新しい屋根材を重ねて張る工事のことです。
3.屋根塗装は美観維持のためにおこなうもの
屋根の塗装工事は見栄えを良くする工事です。
そのため、屋根塗装で屋根の寿命が延命されたり、屋根の不具合が改善されることはありません。
(金属屋根の塗装を除く)
コロニアルメーカーのケイミューは屋根塗装を美観維持とカタログに明記しています。
また、数年前に屋根塗装をしたにもかかわらず、屋根の板金が飛ばされてしまったり屋根瓦がズレ落ちたといった方もいます。
また、屋根塗装をしてはいけない屋根材もあるのでご注意ください。
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