お悩み相談

【瓦屋根の修繕】棟瓦の乾式工法について解説させていただきます!

こんにちは!式会社工務店です!

  今回は棟瓦の【乾式工法】について説明していきたいと思います!

『瓦屋根を残しておきたいけど、耐震性が気になる・・』

『瓦屋根で耐震性を強くすることは出来ないのかな・・?』

そんなご自宅が瓦屋根の方の疑問や不安を少しでも解消できるよう、
棟瓦の乾式工法について解説いたします!!

乾式工法とは?

乾式工法とは、棟瓦(屋根の頂点部分)の従来の湿式工法(水を含んだ粘土や漆喰を使う方法)とは違い、泥や漆喰をど使わず、専用の防水シートや金具や木材を使う工法です。

瓦屋根の軽量化・耐震性を向上させ、維持していくためのメンテナンス方法になります。

地震の被害によって、瓦が破損する原因で一番に多いのが、棟瓦の漆喰です。

瓦屋根の軽量化を実現させることが出来る乾式工法を行うことで、地震や台風に備えることが出来ます。

棟瓦の湿式工法と乾式工法の比較表

比較項目

湿式工法(従来工法)

乾式工法(最新工法)

施工方法

粘土や漆喰を使って瓦を固定

金具やビス、専用シートで瓦を固定

重さ

10kgm(粘土や漆喰を含む)

600gm(大幅に軽量)

耐震性

重くて崩れやすい

軽くて揺れに強い

防水性

漆喰の劣化でヒビや剥がれが発生すると雨漏りに繋がる

防水テープ+シートでしっかり防水
地震等でヒビが入る可能性も無し

耐久性

漆喰の劣化により1015年で補修が必要

20年以上メンテナンス不要の高耐久

施工時間

2日~4日

1日~2日

見た目

伝統的で味わいのある外観

スッキリとした近代的な印象

メンテナンス

漆喰の剥がれ・汚れが目立ちやすく定期補修が必要

汚れにくいが破けなどが発生した場合補修が必要

コスト面

初期費用は安めだが長期補修費がかさむ

初期費用はやや高めだが長期的にお得

おすすめ度

古民家・和風建築などにおすすめ

現代住宅・耐震性重視の住宅におすすめ

乾式工法のメリット・デメリット

乾式工法のメリット・デメリットについてご紹介していきます。

乾式工法のメリット

1.軽量化

湿式工法による南蛮漆喰の重さは、棟1mあたり約10,000gとなりますが、
乾式工法では、粘土や漆喰を使わないため、
棟1mあたり約600g程度と軽くなり、屋根全体の重さが大幅に軽減します。

棟のm数が30mの場合は
湿式工法 10kg×30m=300kg
乾式工法 0.6kg×30m=18kg
約16倍の違いがあります!

2.施工が早い

湿式工法に比べて、約2分の1の時間で終わります。
作業中に万が一雨が降っても漆喰が流れることもありません。

3.耐久性が高い

防水シートはメーカー保証10年以上。寿命もそれ以上が見込め、長期的なコスト削減が可能となります。

4.メンテナンスが楽

漆喰補修のように泥汚れの心配がなく、テープ交換だけで済むので、屋根が汚れず、湿式工法と比較すると簡易でメンテナンス性が優れています。

×乾式工法のデメリット

1.初期費用がやや高い

専用の乾式面戸シート・防水補強金具・ビス固定に対応した瓦など、専用の部材が必要となりますので、湿式工法より多く部材が必要となり、コストが掛かります。

棟瓦のメンテナンスのタイミングや劣化のサインは?

棟瓦は、屋根の一番高い部分に位置しており、雨風や地震の影響を最も受けやすいです。
そんな棟瓦のメンテナンスのタイミングや劣化のサインをご紹介いたします!

棟瓦のメンテナンスのタイミング

☑️一般的な点検 
5年に1回(定期的な屋根点検が理想)

☑️補修工事の目安 
築10~15年、または地震・台風後

☑️漆喰の補修
10〜15年ごと(湿式の場合)

☑️葺き替え又は葺き直し 
25年目(屋根材全体が寿命のとき)

乾式工法で施工された場合は、10年以上メンテナンス不要な場合もありますが、定期点検は行いましょう!

棟瓦の劣化のサイン

・漆喰が剥がれている

・瓦がずれている・浮いている

・棟が波打っている・曲がっている

・雨漏りの兆候

・雑草やコケの発生

・銅線の劣化(緩み・切れ)

・面戸部分の崩れ

このようにさまざまな劣化のサインがあります。
定期的なメンテナンスなどを放置した場合、雨漏りにつながる恐れがありますので、劣化のサインには、注意しましょう。

乾式工法施工手順

1.補強金具取付

粘土や漆喰の代わりになる補強金具を設置していきます。

2.芯木取付

続けて金具で芯木を固定していきます。

3.シート取付

乾式面戸シート ハイロール2を覆い重ねていきます。

4.瓦の固定

ステンレスパッキンビスで固定して棟瓦の乾式工法は完了となります!

乾式工法はこんな方におすすめ!

☑️地震や台風に備えたい

☑️塗り替えや定期メンテナンスを減らしたい

☑️屋根全体を軽くして耐震性を高めたい

☑️すっきりした仕上がりにしたい

まとめ

棟瓦の乾式工法について、以上となります。棟瓦についてこの他にも疑問点や分からないことがありましたら、翔工務店にお気軽にご相談ください!

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