こんにちは!株式会社翔工務店です!
今回は【基礎の塗装の重要性】について説明していきたいと思います!
『基礎塗装は外壁の塗料で塗っていいの?』
『そもそも塗装する必要ってあるのかな・・』
そんな疑問を少しでも解消できるよう
基礎塗装の重要性や使用する基礎用塗料などについて詳しく解説いたします!
目次
基礎とは?
まず基礎塗装の基礎とは一体どこの部分なのかをご説明いたします。
基礎というのは簡単に言ってしまえば【建物の土台になる部分】のことです。
基礎は建物を支える大事な役割を果たしているので、超重量でも安心のコンクリートと鉄筋を組み合わせて作られます。
基礎は『捨てコンクリート』と呼ばれているコンクリートを地盤の上に流し込み、鉄筋を組みます。そしてその上からさらにコンクリートを流し込んで基礎が出来上がります。
上からコンクリートを流し込むことによって鉄筋が芯棒となって超重量でも耐えられるほど強固なものになるという仕組みです。
知っておいてほしい基礎塗装の重要性
上記でも言いましたが基礎は建物を支える重要な役割を担っています。
基礎は地盤と建物をつなぐ役割も果たしてくれています。地震や強風での揺れをバランスよく地盤に伝え、常に建物を守っているのです。
また地面の湿気からも建物を守っています。
基礎がないとどうなってしまうのか。
それは地震などの揺れが地盤に流せなくなったり、外壁に加わった揺れをうまくコントロールできず外壁に直接ダメージを与えてしまうなど、通常に比べて劣化スピードが上がってしまいます。
基礎があるお住まいはしっかりと基礎の重要性を理解し定期的なメンテナンスを心がけていただければと思います。
基礎塗装のメリット
基礎は建物を支える重要な役割ですよね。
では基礎塗装とはどんなメリットをもたらしてくれるのかご紹介いたします。
・美観の向上
・防水性の向上
・コンクリートの中性化の抑制
・カビやコケの発生を抑える
・基礎の吸水を抑える
美観の向上
外壁塗装だけを行い基礎は塗装しないという方もいますが、高圧洗浄だけでは基礎きれいにはなりません。基礎も塗装することによって美観も向上します。
防水性の向上
日本で主に基礎として使用されているのはコンクリートやモルタル、セメントが一般的です。
コンクリートやモルタル、セメントには防水性がなく、吸水性があります。コンクリートなどは日々吸水し膨張、そして乾燥の繰り返しです。これが繰り返されるとクラックなどの劣化につながります。塗装を行うことによって防水性を上げ、吸水性を下げるという方法もあります。
コンクリートの中性化の抑制
コンクリートの中性化とは大気中に存在する炭酸ガスによるもので、コンクリートの余剰水に溶け込みやがて炭酸に変わります。
そして中性化が進むと最終的には基礎の鉄筋部で爆裂という危険な症状を引き起こす可能性があります。
二酸化炭素によって引き起こされるため、表面を塗膜防水で覆うことで中性化を防ぐことが可能になります!
塗装をしなかった場合
コンクリートやモルタル、セメントは防水性が無いため、水分を吸収し乾燥、これを繰り返すことによって基礎にクラックが起きたりします。
クラックが起きてしまうとクラックの隙間から雨水なのが入り込み、中の鉄筋に到達しサビなどを引き起こしてしまいます。雨水が鉄筋に到達してしまうと耐久性なども低下してしまうのでそうなる前に塗装でカバーしましょう。
基礎の劣化サイン
では基礎の劣化症状はどういったものなのか、上記で少し説明しましたが細かくご説明していきます。
ヘアークラック
ヘアークラックとは、髪の毛程度の小さなクラックのことを言います。
一般的には0.3㎜以下のものを指し、迫った危険性は低いとして補修する必要はないとされています。ただし、経年とともに劣化が進み大きくなっていくものもある点では注意が必要です。
ヘアークラックの場合は、塗装をすることでクラックの進行を止める効果が期待できます!
構造クラック
構造クラックとは、規模が大きく構造に重大な影響を与える可能性のあるクラックのことを言います。
一般的には0.3㎜を超える物を指し、危険性が高い可能性があるとして適切な補修が必要になります。
構造クラックが起きてしまっている場合は、エポキシ樹脂やシーリング材を使用してひび割れを埋めていきます。
塗装をする場合には、クラックの補修を先に行ってから塗装します。
基礎塗装におすすめの基礎用塗料
基礎塗装は、基本的に基礎専用の基礎用塗料を使用するのがベストです!
基礎用塗料の中でも、翔工務店でおすすめしている基礎用塗料をご紹介します!
基礎用塗料①:下塗材 水性ミラクシーラーエコ エスケー化研
①各種旧塗膜や、各種水性仕上塗材(硬質、弾性)と強固に付着するため、新築、改装を問わず幅広く適応できます。
②TVOC(総揮発性有機化合物)を1%未満に抑え、かつホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆と環境汚染物質をほとんど含まない安全配慮設計です。
③一液架橋システムにより、優れた耐水性、耐アルカリ性を示します。
④下地への浸透性に優れており、高いシール効果を発揮します。
⑤特殊設計により、下塗材から防かび・防藻機能を発揮することで、衛生的な環境を維持します。
⑥水性のため、火災や有機溶剤中毒の心配がなく、屋内外で安心して使用できます。
水性ミラクシーラーエコは、一液水性多機能型下塗り材で弾性タイプ、硬質タイプを問わず各種水性仕上げ材の下塗り材として使用できます。
主に下記で紹介するベースプロテクトと一緒に施工することが多いです。
基礎用塗料②:仕上塗材 ベースプロテクト エスケー化研
①中性化抑制
水分や炭酸ガスの浸入を防ぎ、コンクリートの中性化を抑制します。
②優れた透湿性
高い透湿性により、膨れなどを抑制します。
③優れた下地追従性
微弾性により、優れた下地追従性を示します。
④高耐久性
耐候性の高い特殊変性アクリルシリコン樹脂と光安定剤の相乗効果により、長期に亘り高い耐久性を発揮します。
⑤防かび・防藻性
特殊設計により、かびや藻類などの微生物に対して強い抵抗性を示し、長期に亘り衛生的な環境を維持します。
基礎は湿気や雨水の影響を著しく受ける箇所でもあり、他の部分と比較すると劣化が進行しやすい箇所になります。
エスケー化研のベースプロテクトは、塗膜に通気性を持たせ、水分の影響を受けづらい塗膜構造を実現。さらに土台を支える基礎に必要とされる中性化防止機能を兼ね備え、 建物の保護に大きな役割を果たしてくれます。