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野地板とは?種類・耐用年数についてご紹介します!

こんにちは!式会社工務店です!

  今回は屋根を保持させる役割をする【野地板】について説明していきたいと思います!

『野地板ってなに?』

『何の為に必要なんだろう・・?』

そんな疑問や不安を少しでも解消できるようピンポイントに野地板について解説いたします!

野地板とは?

野地板とは、簡単にお伝えすると、屋根材の下地材のことです。

屋根の骨格となる垂木の上に野地板を張る(固定する)

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その上から防水シート(ルーフィング)を敷く

        ⇩

スレートや瓦などの屋根材を葺いて屋根が完成。

野地板は屋根の下に必ず存在する重要な役割をしていますが、住民の方も目にする機会もほとんどないため、ここまで屋根に欠かせない存在でありながら、あまり知られておらず、よく分かっていない方も多いかと思います。

目で見えないメンテナンスのしにくい部分だからこそ、知っておきたい部分になります!

野地板の種類

杉板(バラ板)

杉板(バラ板)は、30年ほど前まで屋根工事において主流な野地板でした。

杉の木を切って板状にしたものが杉板(バラ板)です。

現在のようにルーフィングと呼ばれる防水シートがまだなかった頃は、雨水が野地板まで侵入にしてしまうことがよくあったため、乾燥しやすい杉板の野地板を使用されていました。

バラ板同士に隙間を開けることで、濡れても乾きやすく、湿気を抑えることができていました。

近年は合板が出てきたため、バラ板はあまり使用されておりません。

また、バラ板には太陽光パネルを設置するための強度がないため、野地板を交換する必要になることがあります。

耐用年数:約35年

構造用合板

現在最も普及している野地板というのが、複数の薄い木材の板をプレスし張り合わせで作る構造用合板になります。

数々のサイズや厚み・等級も設けられています。

よく用いられているのは厚みが12mmのものでシック症候群の原因となるホウムアルデヒトの放散量が最も少ないF☆☆☆☆(フォースター)です。

屋根カバー工法で野地板を増し張りする際は厚みが9mmの物を多く使用します。

構造用合板は、建物の耐震性・耐風性が求められる部分に使用するための合板で、

厚みがある合板ほど強度が高まります。

バラ板と比べて、通気性は低いですが、一枚の面積が大きいため、施工会社にとって加工や施工の効率が上がる・住居者にとって雨漏りのリスクが減少するという両者にとってメリットがあります。

耐用年数:約30年 

耐火野地合板

↑ニチハ センチュリー耐火野地板

火災の際、30分間以上耐えられる耐火規制をクリアした野地板のことを、耐火野地合板と言います。

上部写真のニチハ センチュリー耐火野地板は、優れた耐火性能・遮音性能・断熱性能があり、硬質木片セメント板で出来ており、施工後も強度劣化が少なく、安全性の高い強度になります。

お住まいの地域が、準防火地域・防火地域・屋根不燃区域の場合、耐火野地合板の施工が義務づけられています。

リフォームの際をしようと思ったタイミングで、お住まいの地域が耐火野地合板が必要なのか分からない方は、市区町村の都市計画課などで、「用途地域を調べたい」とお問い合わせをしたら教えていただけます。

一般的に使用されている耐火野地合板には大きく2つ種類があり、

『木毛セメント板』『木片セメント板』です。

木毛セメント板とは、木材をリボン状に削り取ったもの(木毛)にセメントを混ぜ、板状に圧縮成型した準不燃材になります。

木片セメント板とは、木毛より短い木片とセメントを練り合わせて、板状に圧縮成型した準不燃材になります。

構造用合板であっても、耐火野地合板であっても耐用年数はほとんど同じになります。

一番性能が良い野地板にはなりますが、構造用野地合板と比べて、1枚あたりの価格が倍以上となりコストがかかりますので、用途地域の制限がない限り、耐火野地板合板である必要はないと言えます。

耐用年数:約30年

野地板について知っておきたいこと

野地板が経年劣化や雨水が原因で腐食し始めていた場合、屋根を固定する力がなくなり、屋根が剥がれやすくなってしまいます。

そうなってしまっていた場合、新しい野地板に張り替える必要がありますが、工事は既存の野地板の上部に新しい野地板を重ね張りする方法が一般的です。

しかし、既存の野地板が激しく劣化・腐食している場合は、使えない野地板を撤去・処分しなくてはならないため、工期と費用が追加で発生しますので、注意が必要です。

工事の際、少しでも費用を抑えるために出来ることは、数年に一度、定期的に点検をし、既存の野地板が激しく劣化はしていない状態での、屋根リフォームをすることが、出費の大きくなるリフォーム代の節約に繋がります。

より長くリフォームをしないでいられていることがお得に感じられる方もいらっしゃると思いますが、長年放置してしまった屋根などでは、撤去・処分をしなくてはならなくなり、かえって早めにリフォームをしておけば良かった・・・という事態になりかねませんので、リフォームのタイミングはよく考えてご検討ください!

まとめ

普段、住居者の方が目にすることはなかなかない野地板。

ですが実は重要な役割をしているのが野地板です。

屋根から雨漏りなどの兆候が現れたとき、野地板に何かトラブルが起きている可能性も十分に考えられます。

雨漏りのような分かりやすいサインがあったときは、信頼出来る業者に早急に相談して調査していただくことをオススメします。

また、屋根を葺き替えなど屋根リフォームをしたときが野地板を変える唯一のタイミングになりますので、そろそろ屋根リフォームの時期かな・・・?とご検討されている方が屋根工事をされた際は、ぜひご自宅の野地板の状況がどうだったのかも聞いてみると良いですね!

少しでも参考になりましたら幸いです。ご覧いただきまして、ありがとうございました!

 

 

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