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塗装ができない・オススメできない屋根材を紹介します‼︎屋根塗装NG!無駄な工事とならないように!

こんにちは!式会社工務店です!

いらすとや神奈川県横浜市青葉区の屋根、外壁塗装、外装リフォーム専門店の株式会社翔工務店(カケルコウムテン)代表取締役の山中です!

今回は「塗装NGの屋根材」についてご説明させて頂きます!

屋根塗装NG!!無駄な工事とならないように!!

結論から申し上げますと塗装NGの屋根材に関しましては「屋根カバー工法」「屋根葺き替え」工事がオススメです!
費用やメニューにつきましては下記ページにてご紹介させて頂いております!

・屋根カバー工法(重ね葺き)のリフォーム費用

目次

塗装NGの屋根材

この後にご紹介していく「塗装NGの屋根材」なのですが、現地調査にお伺いする際によく塗装されてしまっている状態をお見受けします。
屋根材メーカーが公表しておりますが塗装NGの屋根材に関わらず、本来コロニアル(スレート、カラーベスト)の塗装は美観の向上のみです。屋根塗装で耐久性が上がったり、寿命が伸びることはありません。
屋根について知識が少ない塗装屋さんなどが塗装をご提案してしまうそうです、、、
屋根の塗装も安くはありません。必要のない工事でお金の無駄になってしまわないように業者選びにも注意が必要です。
誤って塗装を選択しないようにもご自宅の屋根材の種類をお客様自身で把握しておくと今後のリフォームの際に役立つと思います。

1.塗装ができない屋根材、ニチハ/パミール

パミールとは製品としての問題があって、今は製造中止になっている屋根材です。
様々な不具合のせいで”塗装をしても無意味”なため、塗装ができない屋根と呼ばれている屋根材です。

パミール」は国内最大手の外装建材メーカーのニチハが1996年~2008年に製造していた、屋根材の商品名の一つです。
パミールが製造された当時は屋根材へのアスベスト(石綿)の使用が禁止された時期でした。
そのため、パミールもノンアスベスト切り替え直後の製品の一つです。

パミールの不具合

剥れ
ミルフィーユのように層状にパリパリと剥れています。
表面に塗装をしても、屋根本体ごと剥れてしまうので、塗装しても意味がありません。

パミールの適切なメンテナンス方法

パミールの適切なメンテナンス方法
パミールは、層状に割れて剥れてしまう為、塗装によるメンテナンスができません。
差し替えも中で屋根材が割れてしまうなどがあるため出来ません。
そのため、屋根のメンテナンスとして出来るのは「屋根カバー工法か屋根葺き替え」です。
下地が丈夫な内のカバー工法をオススメいたします!

葺き替えもできますが、葺き替えは大量に廃棄物がでるので処分費がかかります。
そして、パミールの葺き替えは作業中に出るゴミが飛び散ってしまう可能性があるため、下地が丈夫な場合はカバー工法がオススメです。

2.塗装ができない屋根材:クボタ株式会社(現ケイミュー株式会社)/コロニアルNEO

コロニアルNEOはクボタ株式会社(現ケイミュー株式会社)が開発したアスベストが入っていないスレート屋根の種類です。
無数のひび割れや大きな欠けが目立つなどの不具合により現在では製造が中止されています。

10年ほどで劣化症状が見られるため、「塗装できない屋根」の一つになっています。

コロニアルNEOの症状

方向性のない無数のひび割れ


写真のヒビは塗装後1年以内にでたものです。
方向性のない無数のひび割れ
があるのがコロニアルNEOの症状の一つです。
耐久性が弱いコロニアルNEOはすぐにひびが入ってしまうため、屋根に登った時にも人の重さで割れてしまう場合があります。

大きな欠けがある(砕けている)



無数の大きな欠けがあるのもコロニアルNEOの症状の一つです。
コロニアルNEOが割れて落下してきてしまう例も少なくありません。

3.塗装ができない屋根材:松下電工(現:ケイミュー)/レサス

塗装後3か月のレサスの割れ・破損

下記写真は塗装後3か月で屋根材が落下してきたとお問い合わせ頂きました屋根の状態となります。

屋根塗装の際に歩くだけで割れてしまう屋根材です。


塗装したばかりでしたが、今後の安全を考えて葺き替え工事でご対応致しました。

コロニアルNEO以上に割れやすい印象があります。
点検などで歩くだけで割れてしまう為注意が必要です‼︎

4.塗装をオススメしない屋根材:久保田松下電工(現:ケイミュー)/グリシェイドNEO

4.塗装をオススメしない屋根材、久保田松下電工(現:ケイミュー)/グリシェイドNEO

あまり知られていませんが、塗装後間もない状態でヒビや割れが報告されております。
写真は屋根塗装後3年の状態です。
物凄い数のヒビが入っておりました。
屋根塗装はカバー工事と比べるとコストも安く提案してくる工事業者様も多いと思います。
ですが、工事が無駄になってしまうことはお客様に申し訳ないので弊社では基本的に屋根塗装はオススメしておりません。

また、グリシェイドNEOと見た目が同じ「グリシェイドグラッサ」という屋根材があります。
グリシェイドグラッサは一部のハウスメーカーで使用されていた屋根材でして、30年間塗装不要とも言われている屋根材です!
ただ、こちらも稀にかなり割れていることがある為、定期的なメンテナンスは必要となります。
割れが酷い場合はカバー工法や葺き替えを検討した方がいいかもしれません。


築20年のグリシェイドグラッサの写真

5.塗装がオススメできない屋根材:久保田松下電工/エコシンプル

こちらもよく塗装されておりますが、ヒビが入りやすく割れやすいです。5.塗装がオススメできない屋根材、久保田松下電工/エコシンプル
5.塗装がオススメできない屋根材、久保田松下電工/エコシンプル
塗装後2年後に割れてしまった例になります。

上記屋根材は塗装不可の屋根材として情報でてきませんが、弊社では塗装を禁止しております。

コロニアルNEO、パミール、レサス、レサス・グリシェイドNEO・エコシンプルは全てアスベストが含まれていません。
元々コロニアル、スレート、カラーベストにはアスベストが含まれておりました。
アスベストの使用が禁止となった当初のノンアスベスト屋根材は不具合が多いです。。。

6.塗装をオススメしない屋根材:セキスイルーフテック(現:積水屋根システム株式会社)/セキスイ瓦U

2007年に廃版となった屋根材となります。約40年販売が続いた屋根材となりまして、現在でも多く見かけます。

瓦Uには、アスベストが含まれる瓦Uとアスベストが含まれていない物があります。
アスベストが含まれていない瓦Uは割れかたが酷く弊社では塗装NGとしております。

廃版品の為、差し替えも不可となります。

6.塗装をオススメしない屋根材:セキスイルーフテック(現:積水屋根システム株式会社)/セキスイ瓦U
※こちらセキスイ瓦U(アスベスト無し)の写真です。

7.塗装をオススメしない屋根材:クボタ株式会社/ザルフグラッサ

見た目はコロニアルNEOに似ていますが、ザルフグラッサの方がカクカクしています。(説明下手ですみません。)

こちらもコロニアルNEO同様にとても割れやすく、塗装してもすぐに割れてしまう為長い目で見るとカバー工法が無難です。

8.塗装をオススメできない屋根材:クボタ/アーバニー

見た目が特徴的なアーバニーは優れた意匠性があり、今でもよく見かける屋根材です!
屋根材は他の屋根材と比べると厚いですが、こちらも落下や破損の多い屋根材となります。

アーバニーには使用禁止となった「アスベストが含まれているタイプ含まれていないタイプがあります。
アスベストが含まれていないタイプのアーバニーが特に脆く、割れ・落下が多いです。点検中にスケートボードのように抜けることがありますので注意しています。

アーバニーには3種類ありまして、下記の通りとなります。

アーバニーの種類

・アーバニー 
アスベスト含有量:10~15%
製造年:昭和57年~平成6年

・ニューアーバニー
アスベスト含有量:0.1%~1%
製造年:平成6年~平成13年

・アーバニーグラッサ
アスベスト含有量:なし
製造年:平成13年~平成17年

アーバニーの塗装がお勧めできないもう一つの理由

コロニアル(スレート屋根)の屋根塗装をする際は屋根材と屋根材の隙間が塗料で塞がってしまう為、通気性と湿気の逃げ道を確保するために基本的に「縁切り」か「タスペーサーの取付」をする必要があります。
他のスレート屋根材と違いアーバニーはや屋根材が固く縁切りやタスペーサーを取付ようとすると割れてしまう為、縁切り作業が難しいです。
縁切りは屋根塗装をする際は重要な工程の為、縁切りが難しいアーバニーの屋根塗装がオススメできない理由の一つとなります。

タスペーサーについてはコチラをご覧ください!

9.塗装をオススメできない屋根材:大建工業/ナチュール

パッと見屋根材の形がアーバニーに似ています。

こちらの屋根は珍しい印象で頻繫には見かけません。
ただ点検するとヒビや割れはかなり発生しています。

10.塗装をオススメできない屋根材:クボタ株式会社/セイバリーNEO

 

セイバリーNEOは特徴的な形をしています。こちらの屋根材も割れやすい為塗装はオススメ出来ません。。

塗装不可の屋根材は差し替えはできるの??

屋根材の差し替えとは破損してしまった屋根材を1枚単位で交換する工事です‼︎
陶器瓦などは廃盤品でなければ工具なしで差し替えることが可能です。
コロニアル(スレート、カラーベスト)は特殊な工具を使用して差し替えを行います。

結論から申し上げますと差し替え可能ですがオススメできません。
塗装NGの屋根材は廃盤になっている為現行品の屋根材で代用します。

塗装NGの屋根材の差し替えをオススメしない理由

・差し替えの際に他の屋根材を痛めてしまう為
コロニアルの差し替えは先ほどご説明した通り特殊な工具を使用して既存屋根材を抜き取ります。抜き取る際にどうしても他の屋根材に抜き取る衝撃を与えてしまいます。
・すぐに割れてしまいキリがない為
破損していない屋根材も破損している屋根材と同じ年数が経っています。
差し替え後3ヶ月後の点検で新たな割れやヒビが発生してしまっていることもあります。イタチごっこのように差し替えを行うことになってしまいコストが無駄になってしまいます。

パミール同様に塗装NGの屋根材はカバー工法がオススメです‼︎

屋根カバー工法とは?

現在の屋根をほぼそのまま残し、その上に新しい屋根を載せて、覆うのが屋根カバー工法です。
文字通り、屋根を屋根でカバーする工法です。よって、屋根が二重になります。屋根を重ねて葺くので、「重ね葺き」という呼ばれ方もします。

カバー工法のメリット

「現在の屋根」に「新しい屋根」を被せるので、解体工事がほぼ不要、つまり廃材がほとんど出ません。
これが最大の特徴で、様々なメリットへ繋がっていきます。
解体と廃材処理が必要な部分は棟板金くらいなので、葺き替えなどと較べると費用がお安くなります!

自宅が塗装NGの屋根材かどうか分からない、塗装できない屋根材だと分かったがどうしようか迷っているという方は、一度ご相談下さい!
解決策をご提案致します!

外装リフォームは翔工務店にお任せください!

弊社は屋根工事が主力の会社ですが、屋根カバー工法工事は弊社で最も施工件数が多い工事になります。大変ありがたいことに屋根カバー工法工事は常に途切れることなく施工させて頂いております。

弊社で最も多く施工している屋根材はアイジー工業/スーパーガルテクトです!
耐久性・断熱性・耐風性ともにかなり優れております!
施工実績も多数ありますのでご覧ください!

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株式会社翔工務店は平均年齢20代後半の若い会社ですが、技術はどこにも負けていません。

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